「フォースの覚醒」エイブラムス監督、公開に「心から安堵」

先行上映会で取材に応じるJ・J・エイブラムス監督

2015.12.18 Fri posted at 18:00 JST

ロンドン(CNN) スター・ウォーズのシリーズ最新作「フォースの覚醒」を手がけたJ・J・エイブラムス監督が18日の劇場公開に合わせて記者会見し、「この作品を世に出すことができて本当にホッとした」と胸をなでおろした。

同作品はプレミア上映会で絶賛を浴び、エイブラムス監督は「数年がかりで何千人もの人たちが睡眠時間を削り、家族にも会わずに制作に没頭してできた作品。送り出すことができて心から安堵(あんど)している」と語った。

脚本家のローレンス・カスダン氏も、「私たちが望んだものにこれほど近い作品が出来たのは奇跡だ」と仕上がりに満足そうな様子だった。

カスダン氏は過去のシリーズ作品のうち「帝国の逆襲」「ジェダイの帰還」も手がけた脚本家。エイブラムス監督とのコンビでは、とにかく「面白さ」を追求したと打ち明け、「私たちが(シリーズ第1作の)『エピソード4』に心を打たれたのはそれに尽きる。あれは面白くて愛着を感じさせる魅力的な映画だった。だからあれを復活させたかった」と作品に込めた思いを語った。

旧作に続きハン・ソロ船長を演じたハリソン・フォード

出演者は欧州プレミアから一夜明けて興奮が冷め切らない様子だった。ハン・ソロ船長を演じるハリソン・フォードは「何もかも楽しかった。自分みたいな年寄りにとっては滅多にない経験だった」と振り返り、エイブラムス監督については「J・Jのように多くのものを与えてくれる存在は大きな助けになった」と称賛。「彼の人間としての優しさや、日々セットにもたらしてくれるもののおかげでこれほどの映画に仕上がった」と話す。

ただしハン・ソロ船長を主役とするスピンオフ映画への出演について水を向けられると、「それに関しては何も望まない」ときっぱり。

この日最も大きな笑いを巻き起こしたのはジョン・ボイエガだった。10分遅れで会場に駆け込んできたボイエガは、「申し訳ない。寝過ごした。すごく忙しい夜だったんだ」と言い訳。キャリー・フィッシャーも「打ち上げパーティー? そんなの覚えているわけないでしょ」と笑いを誘った。

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