ベルギー厳戒、市民は「猫」で対抗

テロに猫の画像で対抗?

2015.11.24 Tue posted at 12:41 JST

(CNN) パリで起きた同時テロの影響で厳戒が続くベルギーの首都ブリュッセル。23日も学校は休校となり、地下鉄は閉鎖され、警察がテロ計画の摘発に全力を挙げる。

そうした中であえてユーモアのセンスを発揮するのがベルギー国民。ソーシャルメディアに猫の写真を大量に投稿し、テロの脅威に対抗している。

きっかけは、連邦警察が当局による捜索の動きを容疑者に察知されることを警戒して、市民に対し、テロ摘発活動に関するソーシャルメディアでの発言を控えるよう、ツイッターで呼びかけたことだった。

これに応えてツイッターのハッシュタグ「#BrusselsLockdown」は猫写真であふれ返った。警察の動きに関する情報は、猫に埋もれて実質的に見えなくなった。

猫にダース・ベイダーの仮装をさせて「フォースが共にありますように」と祈る投稿や、窓辺に集まった猫たちの写真に「窓に近付かないようにという呼びかけが、彼らに届いているかどうか」と笑わせる投稿も。

「速報:ベルギー警察がホバーキャットをテロ対策に使用」とツイートしたユーザーは、空飛ぶ猫の加工写真を掲載した。

ベルギー連邦警察もこうした市民の協力を評価している。感謝の印として23日、キャットフードの写真をツイッターに投稿し、「きのう私たちを助けてくれた猫たちのために」という一文を添えた。

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