米ハワイ島でデング熱流行、23人の感染を確認

ハワイ島でデング熱が流行している

2015.11.09 Mon posted at 09:34 JST

(CNN) ハワイ島で蚊が媒介する感染症のデング熱の島内感染が確認され、衛生当局が住民や観光客に注意を呼びかけている。

衛生当局によると、ハワイ島のデング熱は9月から11月初旬にかけて感染が広がった。観光客に持ち込まれたウイルスが住民から住民へと感染したと見られ、6日までに確認された患者23人のうち15人が住民だった。

ハワイでデング熱の島内感染が確認されたのは、2011年に発生したオアフ島での流行以来だという。

世界保健機関(WHO)によると、デング熱は乳幼児から大人まで幅広い年齢層が感染する。高熱や頭痛など重いインフルエンザのような症状が約1週間続き、重症化すれば死に至ることもある。

世界の感染者は過去数十年で激増し、年間の患者数は推定3億9000万人。128カ国で約39億人が危険にさらされているとWHOは試算する。

米本土ではデング熱の症例は旅行者や移民にほぼ限られる。流行はメキシコとの国境に近いテキサス州で2005年に発生して以来、報告されていない。

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