(CNN) 4年前に「引退宣言」をしたミュージシャンのフィル・コリンズが、音楽活動を再開することを明らかにした。
ローリング・ストーンズ誌によれば、現在新作ソロアルバムと復帰ツアーの準備が進んでいる。「心がうずうずしている」と、コリンズは同誌に意欲を語った。
『見つめて欲しい』や『恋はあせらず』といったソロヒット曲、そして人気バンド「ジェネシス」の元メンバーとしても知られるコリンズは64歳。長年ドラムを叩いていたことによる背骨の大手術から回復しきっておらず、大規模なコンサートツアーは期待しない方がよさそうだ。
コリンズは「あまり長いツアーをやりたいとは思わないが、オーストラリアや極東へ行くならスタジアムでの公演がいい。それしか方法がないからね。ただ一方で、シアターでやりたい気持ちもある。そのうち分かるよ」と話した。
過去のソロアルバムのリマスター版の発売準備も進んでいる。ソロデビュー作『夜の囁き』(1981)や『ボース・サイズ』(83)のデラックス・エディションは来年1月に発売予定だ。
コリンズは2011年、家族との時間を増やし、2人の幼い息子の父親業に専念したいとして引退を表明した。
「今、子どもたちは10歳と14歳になって、父親の仕事ぶりを見たいらしい」とコリンズは語った。「最後にツアーをやった時にはまだおむつをしていたんだ。2人とも私の音楽が大好きだし、(ツアーに)連れて行きたい。喜ぶと思う」
では、ジェネシスの再結成は?
「まずはこちら(ソロ)を先にしよう」とコリンズ。「メンバーのことは大好きだ。ただソロを先にやりたいだけさ」