「火星のなぞを解明」 NASAが特別会見へ

火星探査機「キュリオシティ」の「自撮り」写真。複数の写真を合成して作成=NASA

2015.09.27 Sun posted at 09:55 JST

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は米東部時間の28日午前11時30分(日本時間29日午前0時30分)から特別記者会見を開き、火星に関する「重要な科学的発見」を発表する。

会見の模様は専門チャンネル「NASAテレビ」と公式ウェブサイトを通し、ライブで公開する。

NASAがソーシャルメディア上で特別会見を予告したのに対し、「火星人が見つかったのか」などと期待するツイートが殺到した。近く公開される米SF映画「オデッセイ」で火星に取り残される架空の宇宙飛行士、マーク・ワトニーが見つかったのではないか、とのジョークも飛び出した。

一方では「宇宙人発見と思わせておいて、実際には石か何かの話だろう」と、さめた声も上がっている。

NASAはこれまでの探査で、火星にはかつて生命に適した環境があったと結論付け、現在もどこかに生命が残っているかどうかを調べている。

火星で重大な発見が?=NASA/JPL

特別会見にはNASAの惑星科学部門を率いるジム・グリーン氏と、火星探査計画の主任科学者マイケル・メイヤー氏らが出席する。会見中はツイッターを通して質問を受け付ける予定だ。

NASAは過去にも何度か特別会見を開いている。今年7月の会見では太陽とよく似た恒星系の生命居住可能圏(ハビタブルゾーン)内に、地球とほぼ同じサイズの惑星が初めて見つかったと発表した。

NASAは2030年代までに人類を火星へ送ることを目標に、長期にわたる有人飛行を実現するための研究を進めている。

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