米大統領選の民主党指名争い、重要州でサンダース氏が躍進

重要州での支持を伸ばしているバーニー・サンダース氏

2015.09.07 Mon posted at 12:45 JST

ワシントン(CNN) 来年の米大統領選に向けた民主党の候補者指名争いは、序盤戦の舞台となるアイオワ、ニューハンプシャー両州でバーニー・サンダース上院議員が大きく支持率を伸ばしていることが、最新の世論調査で明らかになった。

調査はNBCニュースとマリスト大学が共同で実施し、6日に結果を発表した。それによると、ニューハンプシャー州での支持率はサンダース氏が41%。最有力候補とされてきたヒラリー・クリントン前国務長官の32%を大幅に上回ってトップに立った。

サンダース氏の支持率は、7月の調査から19ポイントも上昇した。

アイオワ州ではクリントン氏が首位を維持したものの、同氏の支持率は11ポイント低下し、サンダース氏との差が縮小している。

共和党の指名争いでは、トランプ氏がトップに

クリントン氏は国務長官時代に私用のメールアドレスを公務に使っていた問題が表面化し、信用の失墜を招いた。全米規模の世論調査では依然トップを走っているものの、議会や連邦当局による調査の長期化が不信感をさらにあおる展開となっている。

一方、出馬を真剣に検討中とされるジョー・バイデン副大統領はニューハンプシャー州で12%、アイオワ州で16%の支持率をそれぞれ確保した。

共和党の指名争いでは、不動産王のドナルド・トランプ氏がニューハンプシャー州で28%、アイオワ州で29%と圧倒的な支持を集めている。

ニューハンプシャー州ではジョン・ケーシック・オハイオ州知事が12%で2位。アイオワ州では元神経外科医のベン・カーソン氏が22%で2位につけた。同州でかつてトップに立っていたスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事は、支持率5%に転落した。

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