バイデン副大統領、対共和党でクリントン氏上回る支持

民主党候補に選ばれた場合、バイデン氏の方が多くの票を得られるとの結果が

2015.08.28 Fri posted at 11:38 JST

ワシントン(CNN) 2016年の米大統領選を想定した世論調査で、民主党から出馬を検討中のジョー・バイデン副大統領(民主党)が、ヒラリー・クリントン前国務長官を上回る支持率で共和党候補を制した。

この調査結果は米キニピアック大学が27日に発表した。全米の登録有権者を対象にした調査では、民主党のバイデン氏と共和党のドナルド・トランプ氏が対決したと想定すると、バイデン氏が48%の支持を獲得してトランプ氏の40%を上回った。

一方、クリントン氏対トランプ氏の想定では45%対41%となり、クリントン氏はトランプ氏より依然優位に立っているものの、支持率はバイデン氏を下回る。

バイデン氏はジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事に対しても45%対39%で優勢。クリントン氏対ブッシュ氏では42%対40%の接戦となっている

共和党候補の中では、トランプ氏が共和党支持の有権者のうち28%の支持を集めて首位に立ち、2位は元神経外科医ベン・カーソン氏(12%)。ブッシュ氏は7%にとどまり、2013年11月以来の低さだった。

ドナルド・トランプ氏

テッド・クルーズ上院議員、マルコ・ルビオ上院議員はそれぞれ7%でブッシュ氏と並び、スコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事は6%。カーリー・フィオリーナ元ヒューレット・パッカード最高経営責任者(CEO)とジョン・ケーシック・オハイオ州知事がそれぞれ5%だった。

ただしトランプ氏には投票しないという共和党支持者も最も多く、ほぼ4人に1人を占めた。2位はブッシュ氏の18%だった。

一方、民主党候補の中ではクリントン氏が依然として45%の支持を獲得して首位に立っている。次いでバーニー・サンダース上院議員(22%)、バイデン副大統領(18%)の順だった。

バイデン氏はまだ出馬を正式に表明していない。しかし調査担当者は、「こうした支持率の高さが出馬を決意させる要因になるかもしれない」と予想している。

調査は全米の登録有権者1563人を対象に実施した。このうち666人は共和党支持、647人は民主党支持だった。

バイデン副大統領、対共和党でクリントン氏上回る支持

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。