米ファストフード店の顧客満足度調査、首位は?

ファストフードに関する調査が行われた

2015.07.05 Sun posted at 17:04 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 米顧客満足度指数(ACSI)によるファストフード店調査の2015年版が5日までに発表され、鶏肉料理が専門の「チックフィレイ」が100点満点で86点を獲得し、首位となった。

同社は今年初めて登場したが、86点の得点はASCIのファストフード店調査で過去最高となった。ASCIの調査担当幹部はチキンのサンドイッチなどに特化した商品の開発努力が奏功していると説明した。

同社の最高経営責任者(CEO)は数年前、性的少数者(LGBT)に対する差別的な発言で物議を醸し、抗議行動も招いたが、提供商品の人気には今回響かなかった格好だ。

2位の83点を獲得したのは、同じく今年初登場の「チポトレ・メキシカン・グリル」。「オールアザーズ」が81点で3位となり、以下は、「パネラブレッド」が80点、「パパジョンズ」と「ピザハット」に「ダンキンドーナツ」が78点などと続いた。

今回調査では、「マクドナルド」「バーガーキング」「ウェンディーズ」などハンバーガー店の不振が目立ち、いずれも昨年よりポイントを落とした。マクドナルドは67点で最下位の18位だった。

1位に輝いた「チックフィレイ」のサンドイッチ

ハンバーガー店の低迷は長年続いており、消費者にはもはや新鮮な印象を抱かれず、刺激も与えていないことが感じ取れると分析した。

ビザ店への不満も増大している傾向があり、いずれも5%以上得点を下げた。

コーヒーでは、ダンキンドーナツが4%上昇し、3%減の74点で10位の「スターバックス」を抜いた。ASCIの調査担当幹部は、新たな市場分野への進出を図るダンキンドーナツによる商品の質向上や競争的な価格水準の維持などの努力を評価した。

ファストフード業界の平均得点は昨年比で約4%減少した。従業員のサービス態度、精算や注文品引き取りのスピード、商品の質、注文内容の正確な確認などの項目は昨年の満足度を下回っていた。

ACSI報告書によると、米国人は1週間当たり平均で4回ファストフード店へ出掛けている。今回の調査結果は5000人以上の個人の意見をまとめた。

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