(CNN) 「猫ビデオ」を見ると活力が高まり、前向きな姿勢になれる――。米インディアナ大学ブルーミントン校の研究者が行った調査でそんな癒やし効果が確認されたと発表した。
同校のジェシカ・マイリック准教授は約7000人を対象に、猫ビデオを見ることで気分がどのように変化するかを調べた。対象者のうち自称「猫好き」は36%を占めていた。
調査の結果、猫ビデオを見た後は前向きな気持ちが高まる一方、不安や否定的な感情は薄らぐ傾向があることが分かった。
自身は犬を飼っているというマイリック氏は、「なぜこんなに多くの人が猫ビデオを見るのか、それが私たちにどんな影響を与えるのかについては、ほとんど検証が行われていなかった」と指摘。「メディア研究に携わり、インターネットで猫ビデオを見ている立場から、このポップカルチャー現象についてデータを収集したいと思った」と話す。
仕事中や研究中に気晴らしとして猫ビデオを見るのは必ずしも悪いことではないかもしれないと同氏は結論付ける。
「やるべきことをやらずに、あるいは仕事中にユーチューブで猫ビデオを見ていたとしても、感情的なプラス効果はその後の大変な仕事に取り組む助けになるかもしれない」と解説している。