(CNN) ドーナツと他のものを組み合わせたハイブリッド食品と言えば、クロワッサン生地をドーナツ型に揚げた「クロナッツ」が米国で人気を博した。そこからヒントを得た英国生まれの新種「ドーセージ」も、食べた人からの評判は上々だ。
ドーセージはドーナッツとソーセージのハイブリッド食品。豚肉をベースとしたソーセージの中心部に、ラズベリージャムやカスタードクリームなど甘いフィリングが入っている。
ドーセージを発案した英ウェールズのウェブ開発者、リーアム・ベネットさん(37)はクロナッツや「クラフィン(クロワッサンとマフィンの中間のような食べ物)」に触発されたと話す。CNNの取材に答えたベネットさんは「ドーナツと組み合わせるとしたら他に何があるだろうとあれこれ考えた。プラムソースを添えて食べるカモ肉のように、甘いものと合うものを探した」と振り返った。
結局ソーセージを使うことにしたが、当初の周囲の反応は芳しくなかったという。
「みんな、内心では気味の悪い食べ物だと思っていた。けれども、試食したらとても気に入ってくれた。それは私自身も同じで、すごくおいしいと思った」とベネットさんは語った。
現在のところベネットさんのドーセージはすべて手作りで、販売場所も食品の見本市といったイベント会場に限られている。ベネットさんは世界初のドーセージ製造機を開発するため、米資金調達サイトの「キックスターター」で資金を募っている。
新たなフィリングも考案中だ。
「豚肉のアップルソース添えとかミント風味のラム肉とか、伝統の味も検討したけれど、面白味に欠けるというのが正直なところ。もっと新しい味を試したい」とベネットさんは言う。
ところでドーセージの正しい食べ方は?
ベネットさんは「どうにでも使えると思う。バーベキューやホットドッグなどにしたこともあるし、フライドポテトや朝食に添えてもいい。何にでも合わせられる」と答えた。