体長5メートルのリュウグウノツカイ、浜に打ち上げ 米

浜に打ち上げられたリュウグウノツカイ=MOUNTAIN AND SEA ADVENTURES提供

2015.06.04 Thu posted at 15:33 JST

ロサンゼルス(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス沖にあるカタリナ島で4日までに、深海魚リュウグウノツカイの死骸が打ち上げられているのが見つかった。

島の住民、アニー・マコーレーさんは今週、自然体験教室に参加する子どもたちを連れて海岸に出てきたところ、死骸に遭遇した。体長は4~5メートルもあったという。

マコーレーさんはカタリナ島に住んで20年だが、リュウグウノツカイを見るのは初めてだ。「海洋科学の教育者としての25年のキャリアのなかで忘れられない体験となった」とマコーレーさんは言う。「硬骨魚のなかで最長の種類をこの目で見て、触れられるなんてすばらしい」

マコーレーさんが見たときには、尾は他の生き物に食べられたかのように傷つき、目は鳥につつかれていた。

現在いる硬骨魚の中では最長級とされる=MOUNTAIN AND SEA ADVENTURES提供

「美しい赤いとさか(背びれの一部)と、片目、尾の一部はすでに食べられていたけれど、その姿には驚嘆した」とマコーレーさんは語った。

地元の自然保護団体カタリナ・コンサーバンシーによれば、第1発見者となったのは朝早くに鳥の繁殖調査のために海岸を訪れた2人の保護活動関係者ではないかという。

この島でリュウグウノツカイが打ち上げられているのが見つかったのは、2013年10月以来。通常は深海900メートルに生息しているため、その姿が目撃されることはめったにない。

体長5メートルのリュウグウノツカイ、浜に打ち上げ

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