(CNN) 子どもたちが英単語のつづりの正確さを競う恒例の大会「スクリップス・ナショナル・スペリング・ビー」の決勝が28日、米メリーランド州オクソンヒルで行われ、ゴクル・ベンカタチャラムさん(14)とバニヤ・シバシャンカさん(13)の2人が優勝を分け合った。
優勝者2人を輩出したのは昨年に続き2度目。大会主催者が用意した単語リストから出題する単語が出尽くしたため、決勝に残った2人が優勝を分け合う形となった。
最後の出題ではバニヤさんは、人のシルエットなどの形に紙を切り抜いて作った作品を意味する「scherenschnitte」という単語を正確につづった。一方、ゴクルさんも、氷河から突出した丘や峰を表す「nunatak」という単語を正確につづり、両者一歩も譲らなかった。
ゴクルさんはミズーリ州の学校に通う8年生(日本の中学2年に相当)。昨年は3位に入った。米プロバスケットボールのレブロン・ジェームズ選手の大ファンで、彼のように勝ちたいと話していた。
一方、バニヤさんはカンザス州の学校に通う8年生。昨年は13位に入った。今年初めにはテレビ番組「Child Genius」に出場して大学進学資金10万ドル(約1240万円)を勝ち取り、2009年大会で優勝した姉のカブヤさんを目標に頑張った。
優勝した2人にはトロフィーと、賞金3万5000ドル(約434万円)が授与された。同大会は8年連続でインド系米国人が優勝している。