アトランタ（ＣＮＮ） 米南部ジョージア州アトランタ近郊で現地時間８日午前１０時ごろ、小型機が州間高速道路上に墜落し、当局者によると搭乗していた４人全員が死亡した。地上での負傷者はいなかった。事故の影響で高速道路が一時閉鎖されるなど、交通に大きな混乱が生じた。
死亡したのは父子３人と息子の婚約者の女性。地元紙クラリオンレッジャーによると、４人は９日にミシシッピ大学で行われる、別の息子の卒業式に向かう途中だった。
別の地元紙によると、操縦していた父親は地元の自営業者で、以前はバンコム郡の保安官事務所での勤務経験もあるという。地元紙の取材を受けた保安官は、「彼は人生を愛し、冒険的な気質だった。保安官事務所では本当に素晴らしい働きをした」と語った。
米連邦航空局によると、小型機はアトランタ近郊のデカルブピーチツリー空港を出発した直後に州間高速道路上に墜落した。デカルブ郡警察によると、対向車線を区別するコンクリートの仕切りに突っ込んだとみられる。機体の残骸は仕切りのそばでくすぶっていたという。
事故原因は不明
高速道路は一時、全車線が閉鎖され、数時間にわたる渋滞を引き起こした。
米国家運輸安全委員会（ＮＴＳＢ）によると、墜落の原因は不明だが、残った機体を調査して事故の経緯を調べるという。