自由の女神に爆破予告 観光客2700人避難

自由の女神像。911に女神像を爆破するとの予告電話があった

2015.04.25 Sat posted at 10:52 JST

ニューヨーク(CNN) 米ニューヨークの観光名所「自由の女神像」の爆破予告が24日あり、女神像のあるリバティー島から観光客ら約2700人が避難した。警察の捜査の結果、爆発物は見つからなかった。

同島は25日から再び一般公開される見通し。

米国立公園局の広報担当者によると、24日午前11時過ぎ、緊急通報番号の911に自由の女神像を爆破するとの予告電話があった。

これを受けて、緊急要員を除く全ての民間人がリバティー島から避難。消防は万一の事態に備えて救急医療隊を配置した。また、公園当局から通報を受けたニューヨーク市警が爆発物処理班を派遣した。

ニューヨーク市警は爆発物が入っているとみられるロッカーを点検。だが、ロッカー内は空だった。同日午後3時15分には安全が確認されたと宣言した。

自由の女神像のあるリバティー島から観光客2700人が避難

リバティー島へのフェリー運航の責任者によると、同島から避難したのは約2700人。全員が料金の払い戻しを受けるという。同島は25日の午前8時30分に一般公開を再開する。

自由の女神像には毎年約350万人が観光に訪れる。公園当局によると、訪問者は空港のセキュリティーチェックと同様の検査を受けている。

 

自由の女神像は2012年にハリケーンで被害を受けた際も閉鎖された。その後、13年の7月4日に再オープンしたが、同年10月には連邦政府機関閉鎖の影響を受けて再び12日間閉鎖していた。

「自由の女神を爆破する」 観光客2700人避難

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