66日間漂流の男性 貨物船が発見 米

歩いてヘリコプターから降りて病院に入るジョーダンさん (C)PO2 Walter Shinn/US Coast Guard

2015.04.03 Fri posted at 10:59 JST

(CNN) 海上で船が故障して66日間漂流していた米国の男性が2日、通りかかった船に発見され、救助された。米当局が明らかにした。

救助されたのはルイス・ジョーダンさん(37)。全長10メートルのヨットで1月にサウスカロライナ州の港を出たまま連絡が途絶え、29日に行方不明届けが出されていた。

2日に同州沿岸沖約320キロの大西洋上を漂流していたところを、通りかかったドイツ船籍の貨物船が発見して救助。沿岸警備隊のヘリコプターで病院に搬送された。

CNN系列局WAVYによると、バージニア州ノーフォークの病院に到着したジョーダンさんは同日午後7時半ごろ、自分の足で歩いてヘリコプターから降り、病院に入ったという。

父のフランク・ジョーダンさんによれば、肩にけがをしているものの、それ以外は大丈夫だという。フランクさんはCNNの取材に対し、息子は操舵には不慣れだが、船は良かったので希望をつないでいたと語った。

ジョーダンさんは素手で魚を捕って生のまま食べ、雨水を両手で受け止めて飲んでいたと父親に電話で話し、「もう大丈夫」と伝えたという。

船が壊れて自分では修理できず、両親は自分が死んだと思って泣いているかもしれないと心配だったとも語った。

両親は病院に駈けつけて息子に面会する予定。フランクさんは息子を救助してくれた貨物船の船長にも謝意を表している。

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