(CNN) イスラエル総選挙の投票が現地時間17日午前7時(日本時間同日午後2時)から始まった。続投を目指す右派リクードのネタニヤフ首相に対し、労働党とハトヌアが組んだ中道左派「シオニスト連合」が支持を広げている。
総選挙は比例代表制で、120人の議員を選出する。投票は同日午後10時に締め切られる。
ネタニヤフ首相は昨年12月、かねて対立していたラビド財務相とリブニ法相を解任し、国会解散と総選挙の実施を表明した。
ネタニヤフ氏は1996年、史上最年少で首相に就任。98年にアラファト・パレスチナ自治政府議長との間で暫定的な和平合意を交わしたが、99年の総選挙で敗北した。2009年から再び首相を務めている。
首相はイランやパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスに対する強硬姿勢で国民の支持を集めたが、こうした姿勢は同時に国際社会からの孤立を招いている。
一方、労働党を率いるヘルツォグ氏は、貧富の差を改善する社会改革や中東和平交渉の再開を訴えてきた。
選挙直前の世論調査では、シオニスト連合がリクードを4議席上回る勢いを示した。
ヘルツォグ氏優勢か イスラエル総選挙