各国の美術館、相次ぎ「自撮り棒」禁止令

各国の美術館や博物館が館内での「自撮り棒」の使用を相次いで禁止している

2015.03.12 Thu posted at 15:12 JST

(CNN) 英ロンドンの美術館「ナショナルギャラリー」が入館者に対し、スマートフォンで自分の写真を撮るための「自撮り棒」の使用禁止令を出した。

これに先立ち米首都ワシントンのスミソニアン博物館やニューヨーク近代美術館など各国の美術館や博物館も、相次いで自撮り棒(別名「カメラ拡張棒」)の禁止を打ち出している。

この措置について、短文投稿サイトのツイッターで「美術館自撮りデー」のイベントを企画しているマール・ディクソンさんは、「個人的な思い出のために美術館で写真を撮ることは全面的に支持する」としながらも、自撮り棒については他人の空間を侵害しかねないことから支持できないと述べ、「三脚を使ったり傘を広げるのと同じくらい悪いこと」と指摘した。

「それに美術館やギャラリーの中で自撮り棒を使えば、周りの人や芸術作品に当たる恐れもある」「自撮り棒は素晴らしいけれど、美術館やギャラリーで使うのは良くない。屋外や別のアトラクションで使ってほしい」とディクソンさんは呼びかけている。

各国の美術館、相次ぎ「自撮り棒」禁止令

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