写真特集:雪の結晶、13年間撮影

「雪片に光を当て、宝石のようにすべての面が光を屈折し反射すりょうにしたい」「だが、溶け始めてしまうので時間との勝負だ」(ペレス氏)

2015.02.28 Sat posted at 09:13 JST

 ロチェスター工科大学で写真撮影術を教えるマイケル・ペレス氏が雪の結晶の写真を撮り始めたのは13年前。雪片が溶ける前にその一瞬の美を写真に収める方法を模索することから始めた。年代物のさまざまな顕微鏡の部品を組み合わせた「自家製」の顕微鏡で撮影に挑む。写真はすべて同氏提供

マイケル・ペレス氏は13年間、顕微鏡で雪の結晶の写真を撮り続けている
黒いベルベットの上に雪片を集め、解剖用の針を使ってそれらを顕微鏡スライドの上 に載せる
「雪片に光を当て、宝石のようにすべての面が光を屈折し反射すりょうにしたい」「だが、溶け始めてしまうので時間との勝負だ」(ペレス氏)
結晶の撮影には摂氏0度を少し下回る環境で30秒、それより寒ければ最大2分の時間をかけられるという
雪の結晶が固体から気体に直接変化する「昇華」現象が分かる連続写真
雪片が溶けるを防ぐために、雪片を集めるトレーやベルベットからスライドや顕微鏡まで、すべてを冷やしておく必要がある
色に変化を出す場合は、背景に便箋や新聞紙を使用する
撮影にはニコンのカメラを装着した「自家製」顕微鏡を使用している
撮影に使う顕微鏡は、多くの年代物の顕微鏡を分解し、それらの部品を寄せ集めて作ったという
満足のいく写真は8~10枚に1枚の割合だという

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。