「イスラム教徒ではない」の返事に怒り、男が2人刺す 米

2015.02.18 Wed posted at 13:15 JST

(CNN) 米ミシガン州デトロイト近郊のバス停で男性2人を刺して負傷させたとして、殺人未遂などの罪に問われた男が17日、裁判所に出廷した。宗教を巡る憎悪犯罪だった可能性が指摘されている。

地元警察責任者によると、テレンス・ラバロン・トーマス被告(39)は14日夜、刃物で50代の男性の顔と首を5回、背中を3回切りつけ、さらに止めに入った50代の男性の手を刺して傷を負わせた。

男性2人は病院で手当てを受けたが、命に別条はないという。2人と被告にそれぞれ面識はなかった。

調べによると、被告は犯行前、バスを待つ人々に「イスラム教徒か」と質問した。「違う」と答えた人が2人いたことに腹を立て、「私はイスラム教徒だ。そうでない者は許せない」などと話していたという。

米連邦捜査局(FBI)は憎悪犯罪の可能性があるとみて捜査に加わった。次回の出廷は3月4日に予定されている。

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