(CNN) 米ロサンゼルスの民家でペットとして飼われていた体長2.4メートルのワニが、このほど市の動物管理当局に押収された。
メスのワニの「ジャクソン」は、37年間以上前からこの民家で飼育されていたとみられる。通報を受けて当局が捜索令状を取り、12日に捜索を実施。裏庭でワニを発見した。
ジャクソンの近くには猫2匹の死骸があった。これについて飼い主のローラ・マトソンさんは、猫をワニの餌にすることなど「あり得ない」と話している。
しかし当局は近隣の住民に対し、過去40年の間にペットの小動物がいなくなったことがあれば通報してほしいと呼びかけた。
マトソンさんはテレビ局の取材に対し、ジャクソンは猫たちと一緒に育てていたと話し、2匹の子猫とワニが一緒に写った写真を指し示した。子猫のうち1匹はワニに寄り添っていた。
ジャクソンの年齢は当局の推定で40歳くらい。マトソンさんの夫のジムさんが1977年から飼い始め、数年前にジムさんが死亡した後はマトソンさんが面倒を見ていたという。新しい飼い主を見つけようとロサンゼルス動物園などにも問い合わせたが、「余裕がない」と断られたとしている。
ロサンゼルス市では許可なくワニなどの爬虫類を飼うことを禁じており、当局は刑事事件として立件する見通し。
2.4mのワニ押収、民家で37年間ペットに