(CNN) 英国のブレア元首相がこのほど発表したクリスマスカードが、インターネット上でジョークの種になっている。
ブレア氏は今年のカードにシェリー夫人と並んだ笑顔の写真を使ったが、ツイッターなどで、その笑顔が不自然だとする声が相次いだ。
映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」のオーロック伯爵や、人気ドラマ「フレンズ」のお調子者、チャンドラーの写真を並べて「似ている」と指摘するツイートも飛び出した。
さらに創造性を発揮して、政治風刺を試みた人もいる。
たとえば、顔の部分をブラウン前首相に差し替えた写真。「今度は私の番だ」というコメントが添えられている。ブラウン氏は前任者ブレア氏の退陣を待つ間、この言葉を何度も繰り返した。
ルイ16世と王妃マリー・アントワネットの絵や、米画家グラント・ウッドが描いた「アメリカンゴシック」の厳格そうな父娘に夫妻の顔をかぶせた力作もある。
ブレア氏の事務所の報道担当者はCNNの取材に対し、「夫妻が友人や関係者に送るためのカードで正式に公開してはいないし、大騒ぎするようなものでもない」と述べた。
クリスマスカードがジョークのネタに