(CNN) 2014年は全米で最も高いニューヨークの超高層ビル「ワン・ワールド・トレード・センター」が11月に正式オープンし、サウジアラビアでは完成すれば高さ1000メートルに達する世界一高い「キングダム・タワー」の工事が始まるなど、超高層ビルの話題には事欠かない1年だった。
来年も世界各地で超高層ビルの完成が予定されている。高層建造物の情報サイト「スカイスクレーパー・センター」がまとめたデータをもとに、来年完成する超高層ビルのうち10棟を紹介する。
上海タワー(中国・上海、632メートル)
中国では最も高いビルで、世界でもブルジュ・ハリファに続く第2位の高さのビルとなる。来年の正式オープン後はホテルとオフィスが入居する。
武漢センター(中国・武漢、438メートル)
武漢市では初の400メートル超のビルとなり、中国中部で最も高いビルになる。だが、その栄光も長くは続かない。数年のうちに近隣にさらに高いフェニックスタワーや武漢グリーンランド・センターが完成予定だ。
マリーナ101(アラブ首長国連邦ドバイ、426.5メートル)
アラブ首長国連邦(UAE)の高層ビルといえば世界で最も高いブルジュ・ハリファが有名だが、マリーナ101はそれに続く同国2位の高さのビルになる。
432パーク・アベニュー(米ニューヨーク、425.7メートル)
上海やドバイにお株を奪われつつあるとは言え、ニューヨークは元祖・摩天楼の町。このビルは来年竣工(しゅんこう)すれば全米で第3位の高さのビルになる。
キャピタル・マーケット・オーソリティー・タワー(サウジアラビア・リヤド、385メートル)
リヤドの金融街の主役となるこのビルは、サウジではメッカ・クロック・ロイヤル・タワー(メッカ、601メートル)に続く高さのビルになる。
大連イートン・プレース・タワー1(中国・大連、383.1メートル)
大連で建設が進む高層ビル群のなかで最も高いビル。住居やオフィス、ショッピングセンターや娯楽施設が入る予定だ。
ボストーク・タワー(ロシア・モスクワ、373.2メートル)
来年、モスクワで竣工する2棟の超高層ビルのうちの1つ。2003年に建設が始まった連邦ビル群のなかで最も高いビルだ。
OKOサウスタワー(ロシア・モスクワ、352メートル)
もう1つの超高層ビルがこちら。ボストーク・タワーと比べると21メートル低い。主に住居とオフィスが入る。
フォーラム66・タワー2(中国・瀋陽、350.6メートル)
現在建設中の双子のビルの一方。「タワー1」はさらに高くなる予定だ。
ADNOC本社ビル(アラブ首長国連邦アブダビ、342メートル)
高層ビルの建築ブームではアブダビもドバイに負けていない。その名の通り、アブダビ国営石油会社(ADNOC)の本社が入居する。