サッカーのアフリカ選手権、主催国が延期要望 エボラ熱で

2014.11.09 Sun posted at 14:44 JST

(CNN) 来年1月のサッカーのアフリカ選手権の開催国に選ばれていたモロッコ政府は9日までに、西アフリカでのエボラ出血熱の大流行を理由に大会を2016年まで延期するようアフリカ連盟に求める声明を発表した。

延期については不可抗力の健康問題を理由にしている。モロッコは以前にもアフリカ連盟に対し大会の時期を遅らせるよう求めていた。大会に合わせて入国する観戦客や選手らがエボラ熱の感染をもたらすことを懸念している。

これに対し連盟は開催時期の変更を拒否し、モロッコに対し期限付きで大会を主催する意思の有無の確認を要求していた。この期限は既に経過している。

この中で連盟幹部らは今月11日に会合を開き、大会の新たな開催国の選定などを進める構えを見せている。南アフリカとガーナは既に大会を主催する考えはないことを表明している。

1957年から始まったアフリカ選手権は2年に1回開かれ、来年の大会には計16カ国が出場予定。エボラ熱被害が甚大な西アフリカの3カ国では、ギニアだけに本大会出場の可能性がある。

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