(CNN) 五輪の競泳で通算18個の金メダルを獲得した米国のマイケル・フェルプス選手(29)が飲酒運転容疑で逮捕され、米水泳連盟から6カ月の出場停止処分を言い渡された。
フェルプス選手は9月30日未明、米メリーランド州ボルティモアでの飲酒運転、スピード違反などの疑いで逮捕された。5日には本人がツイッターで、競技から離れて更生プログラムに参加すると表明していた。
水泳連盟によると、同選手は来年開催される世界選手権の米代表チームから外される。毎月受け取っている給付金も停止される。
マネジャーがCNNに語ったところによれば、フェルプス選手は処分を受け入れ、謝罪を表明している。すでに更生施設に入所し、6週間のプログラムを開始したという。
米五輪委員会のスコット・ブラックマン最高経営責任者(CEO)は水泳連盟の処分を「適切」と認め、同選手がただちに更生プログラムを始めたことを評価すると述べた。
フェルプス選手は2004年にも飲酒運転で逮捕され、有罪を認めて1年半の保護観察を言い渡された。09年にはパーティーで大麻を吸引していたとされる写真が流出した。同選手は12年のインタビューで「人生の中で無数の過ちを重ねても、同じ過ちを繰り返さなければ学習し、成長したということになる」と話していた。
同選手は12年のロンドン五輪を最後に引退を宣言したが、今年4月に現役復帰を果たしていた。