富裕層限定の交流サイトが登場、入会金100万円

富裕層限定の交流サイト「ネトロポリタン」=netropolitan.club提供

2014.09.17 Wed posted at 11:32 JST

(CNN) 入会金が9000ドル(約96万円)、2年目以降の年会費は3000ドル――。一般市民には手が届きそうもない交流サイト(SNS)が16日に開設された。いわば富裕層限定版のフェイスブックだ。

開設者は米国の作曲家、指揮者として知られるジェームズ・トゥーシピーターズ氏(48)。インターネット上の交流サイトで話の合う相手が見つからず、「周囲から反感を買わずに好みや経験を共有できる環境がほしい」と思ったのがきっかけだという。

「このようなサービスを必要としている人々はきっといるはずだ」と、同氏は強調する。高額な入会金によって、富裕層だけのプライベートな場が保証されるという。

会員の条件は21歳以上で実名を名乗ること。入会後は全会員の書き込みを閲覧できるが、共通の話題を持つ会員同士でグループを作ることも可能だ。

広告は一切掲載されず、検索エンジンにも登録されない。

登録には、21歳以上で実名を使用といった条件も

サイトには管理担当者が常駐し、自分の会社の広告を送り付けるといった悪質な行為がないかどうかを監視する。目標の会員数は公表していないが、すでに特定の団体などに声をかけているという。

サイトの使い方などについて技術的な質問がある場合は、「会員サービス係」のボタンをクリックすればいつでもサポートが受けられる。

ただしサイト内の「よくある質問」によれば、ホテルのコンシェルジュとは違って「ジェット機をチャーターしたり、ブロードウエー・ミュージカルの完売チケットを手配したり」といったリクエストには応じられないという。

「特権意識」との批判もありそうだが、同氏は「現実世界にはいくらでも前例がある。会員制カントリークラブのオンライン版と考え、世界中のメンバーをつなぐという需要に応えたい」と話している。

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