イスラエル軍、ガザに侵攻 衝突の情報も

ガザで火の手があがる=17日

2014.07.18 Fri posted at 11:24 JST

ガザ市(CNN) イスラエル軍は17日夜、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに対する地上作戦を開始した。また同日、新たに予備役1万8000人の召集も発表した。

イスラエルのネタニヤフ首相とヤアロン国防相は、ガザとイスラエル領をつなぐ地下トンネルを破壊するための地上作戦を命じた。首相のメディア担当顧問が明らかにした。

イスラエル軍によれば同日、このトンネルを通ってハマスの戦闘員13人がイスラエル側に攻撃を試みたが、同国軍に阻止されたという。

治安筋によると、イスラエル軍の戦車はガザ中心部のアブホレーに到達。また、地上部隊はハマスや武装組織イスラム聖戦の戦闘員と衝突しているという。もしイスラエル軍が中心部から海に至るルートを抑えれば、ガザを分断することも可能だ。

イスラエルとハマスの対立が激化

CNNの取材に対しネタニヤフ首相のレゲブ報道官は、今回の地上作戦の目的はハマスの軍事力を「減らす」ことと、イスラエルを攻撃すれば必ず罰を受けることを示すことだと述べた。

一方、ハマスのバルホウム報道官はCNNに対し、「イスラエルのガザに対する地上侵攻の開始は、この先どんな結果を生むか分からない危険な一歩だ。イスラエルは大きな代償を払うことになるだろう」と述べた。

この日、イスラエルとハマスは日中の5時間に限って、一時的に停戦していた。

イスラエルがガザ侵攻

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