イスラエルとハマス、一時停戦で合意

イスラエルによる攻撃に反発を強めるガザの人々

2014.07.17 Thu posted at 10:23 JST

ガザ市(CNN) イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスは16日、国連が提案した一時的な停戦に合意した。パレスチナではこの日も子ども4人がイスラエルの攻撃で死亡した。

ハマス広報は、人道上の必要性から現地時間の17日午前10時~午後3時の5時間の停戦に応じると表明した。

イスラエルも先に同提案の受け入れを表明しているが、イスラエル軍は声明で、「ハマスなどのテロ組織がイスラエル市民や軍を攻撃した場合、断固とした対応を取る」と牽制した。

パレスチナでは16日、イスラエルの攻撃機が発射した砲弾がガザ北部にある難民キャンプで爆発し、近くの海岸で遊んでいた9~11歳の男の子4人が死亡した。

16日には海岸付近で遊んでいた9~11歳の男の子4人が死亡した

これについてイスラエルの当局者は、ハマスが民間人を「人間の盾」として使っている証拠だと主張。ハマスは世界の同情を集めるため、意図的に子どもたちをロケット発射場の近くで遊ばせておいたとの見方を示唆した。

一方、ハマス側はイスラエルの攻撃を「大量殺人」「戦争犯罪」と非難、国連の行動を求めると語った。

パレスチナの衛生当局によると、7月7日にイスラエルの軍事作戦が始まって以来、少なくとも221人のパレスチナ人が死亡、約1600人が負傷した。

イスラエル側では14日に男性1人が迫撃弾に当たって死亡している。

パレスチナの少年4人が死亡

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