間もなく1歳、英ジョージ王子の育児秘話

2014.07.14 Mon posted at 16:30 JST

(CNN) 英ウィリアム王子とキャサリン妃の第一子、ジョージ・アレクサンダー・ルイ王子の誕生から間もなく1年。ウィリアム王子と祖父のチャールズ皇太子に次いで3番目の王位継承権を持つロイヤルベビーは、家族や「スーパーシッター」に守られてすくすくと育ち、この1年で幾つもの「初めて」を経験してきた。

7月22日の誕生日を前に、王子の誕生や育児にまつわるあまり知られていなかった側面を紹介する。

1.地味な誕生

キャサリン妃が出産のためロンドン市内の病院に入院した時は、ウィリアム王子が自分の運転するワゴン車でケンジントン宮殿から病院まで送って行った。誕生の第一報はまず、電子メールと短文投稿サイトのツイッターで発表された。

2.新生児期は母の実家で

ロイヤルベビーは誕生するとまず宮殿で過ごすのがこれまでの伝統だったが、ジョージ王子が新生児期を過ごしたのはロンドン郊外のバックルベリー村にあるキャサリン妃の実家だった。これに対してエリザベス女王をはじめ、王室の一部から反対の声も上がったと伝えられる。

家の周辺は厳重な警備態勢が敷かれたが、家の中では家族水入らず。キャサリン妃の母キャロル・ミドルトンさんはベビーシッターに、父のマイケルさんはカメラマンになった。ウィリアム王子は8月15日までに空軍の任務に戻った。

3、故ダイアナ元妃との縁

ジョージ王子は昨年10月23日にセント・ジェームズ宮殿のチャペルで洗礼を受けた。

タロンガ動物園でぬいぐるみを受け取るジョージ王子

ここは1997年に死去したウィリアム王子の母ダイアナ元妃の遺体が葬儀までの間安置されていた場所だった。洗礼式ではエリザベス女王とチャールズ皇太子、ウィリアム王子、ジョージ王子が並ぶ写真も撮影された。女王と王位継承者の4世代が1枚の写真に収まるのは約100年ぶりだった。

4.スーパーシッター

公務で忙しいウィリアム王子とキャサリン妃に代わって育児を担うマリア・テレサ・テュリオン・バラーロさんは、スーパーシッターとでも呼ぶべき存在だ。

スペインに生まれ、イングランドにある保育の名門校ノーランド・カレッジで学ぶ。育児の基本はもちろん、事故を避ける安全運転技術や護身術も習得し、おむつ交換だけでなく誘拐犯やパパラッチから王子を守る役割も担う。

5.初の外遊

今年4月には両親と共にニュージーランドとオーストラリアを訪問した。父のウィリアム王子もまだ幼かった1983年に、両親に連れられて両国を初訪問している。

6月15日の父の日には、キャサリン妃の手につかまりながら歩く姿を公の場で初めて披露した。この時に王子が着ていたオーバーオールはたちまち売り切れた。

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