(CNN) 魔法使いの少年を主人公にした「ハリー・ポッター」シリーズの新作短編の発表を受けて、同シリーズの映画に主演した俳優ダニエル・ラドクリフは10日までに、映画の続編主演について否定的な見解を示した。
英インディペンデント紙によれば、映画の続編について問われたラドクリフは、「どちらかと言えば答えはノーだ。現時点では仮定の話にもなっていないと思うから」と答えた。
発表された短編については、「まだ目を通してなくてこれから読むつもりだが、すごく短い話のはずだ。それに作中のハリーは、今の僕より12歳も年上だ」と述べた。
ラドクリフはブロードウェーの舞台で全裸の役を演じるなど、「ハリー少年」のイメージを払拭(ふっしょく)するような大人の俳優としての仕事にも進出。きわどい役柄に挑戦するのは、「ハリー・ポッター」という家族向け映画で子役スターになったことへの反動という部分もあるという。
「長い年月をかけて同じキャラクターを演じ続けた分、できるだけたくさんのいろんなことに挑戦したいというあこがれや欲求が心のどこかにあるのだと思う」とラドクリフは言う。
原作者のJ・K・ローリングさんがこのほど、ファン向けウェブサイトの「ポッターモア」で主人公ハリーのその後に触れた短編を発表して話題になった。
短編には、30歳代になったハリーが登場。「もうすぐ34歳。黒髪には銀色の筋が何本か混じるようになった。それでもあの特徴的な丸いメガネは、センスのない12歳だった時の方が似合っていたと言う人もいるかもしれないが、今もかけている」と描かれている。