JR東日本が豪華列車のデザイン発表、2017年デビューへ

クルーズトレインのデザインは奥山清行氏がプロデュース=JR東日本提供

2014.07.08 Tue posted at 12:32 JST

(CNN) JR東日本はこのほど、2017年春に運行開始を予定する豪華寝台列車、クルーズトレインのデザインを発表した。高級車のデザイナーとして知られる奥山清行氏がプロデュースしている。

クルーズトレインはデラックススイート車1両、スイート車5両とダイニング車、ラウンジ車を含む10両編成で定員は34人。先頭車両に設けたガラス張りの展望エリアからは、前方に続く線路の眺めを楽しむことができる。展望エリアは最後尾にも設置される。

客室はすべてシャワー・トイレ付きのスイートルーム。メゾネットタイプのデラックススイートは1階部分が寝室、2階部分が和室となっている。

駆動方式には、電化区間と非電化区間の両方で走行可能な仕組みが採用された。

奥山氏は米ゼネラルモーターズ、独ポルシェを経て、伊ピニンファリーナでフェラーリ・エンツォ、マセラティ・クアトロポルテなどのデザインを手掛けてきた。

10両編成で、客室車両のほかにダイニング車やラウンジ車も=同社提供

同氏のデザイン事務所によれば、クルーズトレインは「時間と空間の移り変わりを楽しむ列車」をテーマに、日本の風景や文化を堪能できるようデザインした。

JR東日本によると、内装にも日本の伝統文化を生かし、ラウンジには優美な曲線を取り入れて樹木をイメージした装飾をほどこす。

日本の豪華寝台列車としては、JR九州が昨年10月からクルーズトレイン「ななつ星」を運行している。ななつ星は7両編成で客室は14室、料金は1泊2日コースで1人あたり18万円から。オンラインで予約可能で、応募者が多い場合は抽選となる。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。