(CNN) サッカーの第20回ワールドカップ(W杯)ブラジル大会は第6日の17日、1次リーグA組の第2戦で、今大会の注目選手ネイマール擁するブラジルがメキシコと対戦したが、0―0の引き分けに終わった。
ブラジルは前半26分、DFアウベスからのクロスにFWネイマールがヘッドで合わせたが、メキシコのGKオチョアのファインセーブに阻まれた。
前半終了間際にも、ブラジルが大きなチャンスをつかむ。ネイマールがゴール前にけり込んだFKをDFチアゴシウバが胸で落とし、抜け出したMFパウリーニョが押し込もうとしたが、またしてもオチョアの好セーブでゴールならず。
ブラジルは後半、MFラミレスに代えて、FWのベルナールを投入。後半最初のチャンスを作ったのは、そのペルナールだった。後半4分、ベルナールは右サイドからネイマールにクロスを上げたが、相手DFにクリアされた。
その後、メキシコのFWペラルタとMFドスサントスがブラジルゴールを脅かし、メキシコの攻勢が続いた。
押され気味だったブラジルは、後半23分、ネイマールがペナルティーエリア内から鋭いシュートを放ったが、またしてもオチョアの好セーブに阻まれ、得点できず。
FWフレッジに代わりFWジョーを投入したブラジルは、メキシコ選手に疲労の色が見え始める中、攻勢を強め始める。しかし、ホームで過去38試合無敗を誇るブラジルだけに負ける気配こそなかったが、一方でメキシコゴールも遠く思えた。
そのフラストレーションがさらに高まったのが、後半41分だった。ネイマールのFKにチアゴシウバがヘッドで合わせ、強烈なヘディングシュートを放ったが、これもオチョアにはじき出された。
一方、メキシコもFWヒメネスがペナルティーエリア内からミドルシュートを放ったが、ブラジルGKセーザルが防いだ。
結局、両チームとも決め手を欠き、試合はスコアレスドローに終わった。
ブラジルの1次リーグ最終戦の相手はカメルーン。一方、メキシコはクロアチアと対戦する。