(CNN) 米旅行情報サイトがこのほど、世界の人気旅行先48都市の滞在費を比較したランキングを発表した。最も滞在費がかかる都市にはロンドンが選ばれた。
トリップアドバイザー社がまとめた最新の「トリップインデックス・シティ」によれば、世界で滞在費のかかる都市は上から順にロンドン、パリ、ニューヨーク、ストックホルム、オスロ、チューリヒ、コペンハーゲン、ヘルシンキ、トロント、シドニー。上位10都市のうち7つが欧州の都市だった。
世界48都市を対象に、4つ星ホテルに1泊し、外に出かけて夕食や酒を楽しみ、タクシーを使うなどした場合の費用を比較した。ロンドンでは平均523ドルが必要で、最も安かったハノイ(ベトナム)の3倍以上になった。
第2位のパリに遊びに行くなら、飲みすぎにご用心。カクテルの価格が最も高いのはパリ。ドライ・マティーニ2杯の平均価格は52ドルで、勘定書きを見ただけで酔いもさめそうだ。
夕食代が高いのはストックホルムで、ハノイでの宿泊代や食事代、タクシー代などをまかなっても釣りが来る値段だった。
ニューヨークはホテル代の高さでは2年連続世界第1位。4つ星ホテル1泊の料金は平均して365ドルで、バンコクの相場の4倍だった。
タクシー代が高いのはオスロで、3キロメートル乗っただけで57ドルも取られる。最も安いジャカルタなら3ドルもかからないという。
一方、滞在費が割安な都市は、安い方から順にハノイ、ジャカルタ、シャルムエルシェイク(エジプト)、バンコク、ソフィア、ケープタウン(南ア)、ムンバイ(インド)、クアラルンプール、プラハ、ブダペストだった。