グーグル、ハンドルもペダルもない自動運転車を開発

米グーグルが新開発の自動運転車を披露=同社提供

2014.05.29 Thu posted at 11:40 JST

(CNN) インターネット検索大手の米グーグルは27日、ハンドルがなく運転手が不要な自動運転車の試作車を発表した。

あるのは「前進」と「停止」のボタンだけ。アクセルやブレーキのペダルもない。

過去に同社が発表した自動走行車は通常の自動車をベースに自動操縦機能を付け加えたものだったが、今回の試作車は一から作られたものだ。

「ハンドルもなければアクセルペダルもブレーキペダルもつかない予定だ。理由は、必要ないからだ」とグーグルは声明で述べている。

試作車は2人乗り。最高時速40キロメートルで走れるという。

自動運転車は2人乗り=同社提供

グーグルによると、特筆すべきは安全性の高さだという。「センサーのおかげで死角がない。アメリカンフットボールのフィールド2つ分を上回る距離の物体を全方向で検知できる。交差点の多い混雑した道では特に役に立つはずだ」と声明で述べている。

高機能で未来的なだけではない。笑顔を思わせる前面のデザインのおかげで、見た目もかわいらしい車に仕上がっている。

グーグルは試作車を約100台製造し、数カ月以内に試験走行を開始する計画だ。

同社が自動走行車の開発に着手したのは2005年。2020年までの実用化を目指している。

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