ナイジェリアで連続爆発 118人死亡、犠牲者増える恐れ

ナイジェリア中部ジョスで爆発が相次ぎ、100人を超える死者が出た

2014.05.21 Wed posted at 10:05 JST

(CNN) ナイジェリア中部プラトー州の州都ジョスで20日、大規模な爆発が相次ぎ、地元当局者によると少なくとも118人が死亡した。 死者数はさらに増える恐れがあるという。

爆発は同市内の市場で20~30分の間を置いて2回発生し、市場全体に火がついた。

同市の緊急対策当局者は「これまでに現場から118人の遺体が収容されたが、焼け跡のがれきではまだ捜索作業が続いている」と述べた。

犯行声明は出ていない。プラトー州の警察本部長は「テロリスト」による犯行との見方を示したが、具体的な容疑者には言及しなかった。

1回目は車を使った自爆、2回目は別の車に乗せた即席爆弾の爆発だったという。同本部長は、爆発で46人が死亡、45人が負傷したと述べている。

ジョナサン大統領は声明で、「残虐で邪悪」な犯行グループによる「人間の自由に対する攻撃」だと非難し、「政府はテロとの戦いに勝利するため、引き続き全力を尽くす」と強調した。

CNNは現場近くの病院への電話取材を試みたが、看護師の声は患者たちの叫び声にかき消されて聞き取れなかった。

18日には同国北部カノでも爆発があり、少なくとも4人の死者が出ていた。地元警察によると、現場はキリスト教徒が多く住む地域の交差点で、数台の車が炎上したという。

北東部の村チボクでは先月、イスラム過激派「ボコ・ハラム」による学校襲撃で女子生徒200人以上が拉致される事件があり、生徒たちは依然として行方不明になっている。

ジョナサン大統領は20日の声明で、生徒の捜索に全力を挙げ、近隣諸国と協力して「ボコ・ハラムの脅威」に立ち向かうと改めて表明した。

ナイジェリアで爆発、死者100人超

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。