(CNN) 機内で料金を払ってでもトイレ待ちの行列の先頭に並びたい――? 旅客機への手荷物持ち込みや機内食、座席指定などを有料化する航空会社が増える中、航空運賃比較サイトのfly.comが旅客機の利用者を対象に、利用したい有料サービスに関するアンケート調査を実施した。
その結果、航空各社の大きな収入源になりつつある手荷物料金は、乗客にとって特に評判が悪いことが判明。回答者の89%が預け荷物は無料にしてほしいと訴えた。
また、機内食は無料にすべきだという回答も40%を占めた。一方で20%は、エコノミー座席でファーストクラスの機内食が食べられるなら料金を払ってもいいと答えている。
機内持ち込みの手荷物にかかる料金は不評だが、料金を払ってでも頭上の荷物入れにもっと広いスペースを確保したいという回答も42%に上った。
航空各社が多額を投じて導入している機内無線LANについては、有料でも使いたいという回答は30%にとどまり、それほど重視していない人が大多数だった。
座席についてはほぼ90%がもっと快適にしてほしいと回答。有料でも利用したいサービスとしては、「もっと広い足元空間の確保」(45%)、「前列の座席のリクライニング防止」(34%)、「隣の座席の空席保証」(26%)、「肘掛けの支配権」(13%)などが多かった。
一方、「窓の日除けの支配権」「トイレの順番待ちの最前列保証」に料金を払ってもいいという回答は、それぞれ4%にとどまった。