米国に冬の嵐再び、9千万人に影響 車の事故で死者も

米国の広範囲で荒天に=NASA提供

2014.03.03 Mon posted at 13:13 JST

(CNN) この冬大雪などの被害が相次いでいる米国に新たな嵐が襲来し、交通機関などに大きな影響が及んでいる。コロラド州やミネソタ州では車が絡む事故が発生し、計4人が死亡した。

週末にカリフォルニア州に豪雨をもたらした低気圧が東へ進み、荒天が広い範囲に及ぶ気圧配置となった。すでに歴史的な積雪を記録している中西部から南東部、北東部で、さらに大雪が予想される。国立測候所(NWS)が出している警報や注意報の対象地域の住民は計9000万人を超えた。

航空情報サイトのフライトアウェアによると、米東部時間2日午後4時30分の時点で国際線、国内線の計1800便が欠航となり、4400便に遅れが出ている。テキサス州のダラス・フォートワース空港周辺が特に大きな影響を被っているという。

コロラド州デンバーを南北に走る主要道路は1日、計104台の車が絡む3件の事故が発生、数時間にわたって閉鎖された。警察の報道官によると、一連の事故で1人が死亡、20人が負傷した。

荒天で車が絡む事故も発生=1日、デンバー

ミネソタ州のカールトン大学は、路面凍結による交通事故で学生3人が死亡したと発表した。

ミズーリ州の交通当局は1日夜、天候悪化後は緊急時を除いて外出を避けるよう警告を発した。NWSによると、同州カンザスシティーでは2日の最高気温が零下12℃を下回り、史上最低を記録する見通しだ。

予報によると、一部の地域では降雪が4日ごろまで続くとみられる。

米国に冬の嵐、車の事故も

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