(CNN) 米グーグルは、年内に発売予定のめがね型ウエアラブル端末「グーグルグラス」について、ユーザーが守るべきマナーや正しい使用法についてのガイドラインを公表した。
グーグルグラスを巡っては、盗撮に使われたり、かけたまま車を運転するユーザーがいるのではないかといった不安の声もある。そうした声に応えて同社がウェブサイトに掲載した「やっていいことと悪いこと」の一部を紹介する。
撮影は許可を得てから
グラスが容認される上で最大の障壁は、写真とビデオの撮影機能を巡るプライバシー不安だ。
「部屋の隅に立って人々をじっと見ながらグラスで撮影していては友達はできない」「携帯電話のカメラと同じように、他人の写真やビデオを撮る時は事前に許可を得ること」
隠れたり礼儀を欠いたりしてはいけない
「携帯電話のスイッチを切るよう求められたら、グラスのスイッチも切る」
音声操作機能を活用する
スマートフォンのような操作が不要なのがウエアラブル端末のいいところだ。
「両手が自由になるので、グラスを使いながらゴルフ、料理、それにビーチボールの上でバランスを取りつつ火のついたトーチのジャグリングをするといったことができる」
没頭しない
グーグルは、グラスを他のモバイル端末の代替としてではなく補助として、手早い動作に使うことを想定している。
「長時間じっとレンズをにらみ続けていれば、周りからはとても奇妙に見える」「グラスで『戦争と平和』を読まないように」
画面ロックを活用する
カスタマイズしたグラスを他人に操作されれば、電子メールなどの個人情報をのぞき見されかねない。この点はスマートフォンやノートパソコンと同じだ。