中国初の無人月面探査車が復旧か

2014.02.13 Thu posted at 18:25 JST

香港(CNN) 中国の国営新華社通信などは13日、作動の完全復旧は不可能との見方が前日報じられていた同国初の無人月面探査車「Jade Rabbit」(玉兎、ぎょくと)の機能が復活した可能性があると伝えた。

新華社などは技術的な不具合で同探査車との通信が途絶していると報道。しかし、13日に「完全な目覚め」を果たし、通常の通信受信が可能な状態に戻ったと伝えた。ただ、月面探査計画担当部門の報道担当者の説明として、技術的な制御面での異状は解消されていないとも報じた。

報道担当者は、「玉兎は正常ではない状態で冬眠に入った。月面の夜の極寒の中で回復は無理と心配していたが生き返った。復旧出来る可能性がある」とも述べた。

同通信はまた、玉兎を積んでいた月面探査機「嫦娥(じょうが)3号」の活動を追う中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」上のアカウントで現地時間の13日午前8時49分ごろ、通信テストで「そこに誰かいる?」と書き込まれた画像も伝えた。

同アカウントのフォロワーは30万人超。新華社などの作動復活の報道を受け、玉兎は14日から始まる旧正月(春月)絡みの提灯(ちょうちん)祭りに合わせて目覚めたとの書き込みも見られた。また、一部の国は死者を蘇らせる中国の宇宙開発事業の能力に落胆を覚えるだろうとのうがった意見もあった。

玉兎は技術的なトラブル発生で約2週間、作動を停止。先月末には「人類の皆さん、お休みなさい」とのメッセージ付きで中国メディアが紹介もしていた。

嫦娥の設計担当幹部は国営ラジオに対し技術担当班が玉兎の故障原因の解明や復旧計画の検討に当たっていると述べた。

当初の計画では玉兎は月面で3カ月間活動し、エネルギー資源の有無などの調査が期待されていた。

故障説の中国初の無人月面探査車が復旧か

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