(CNN) オバマ米大統領の支持率は就任後の最低を記録した昨年末に比べ、わずかながら持ち直していることが、CNNと調査機関ORCインターナショナルによる最新の世論調査で明らかになった。
調査は1月31日~2月2日、全米の成人1010人を対象に電話で実施し、3日に結果を発表した。
それによると、大統領の仕事ぶりを支持する人は45%と、昨年11~12月の41%からやや上昇。支持しないと答えた人は50%で、昨年末の56%から低下した。
支持率は大都市に住むグループで最も高く、56%に達した。逆に支持率が低かったグループとしては、農村部に住む人、高齢者、白人がそれぞれ36%で並んだ。
28日の一般教書演説による影響は限定的だったようだ。演説前に行われた複数の世論調査でも、大統領の支持率は45%前後と出ていた。
演説が「良かった」と答えた人は全体の44%、「良くなかった」とした人は38%だった。「何とも思わない」との回答も16%を占め、演説を全く視聴しなかった人が半数以上に上った。
大統領の政策が成功してほしいと願う人は58%と半数を超えたが、昨年1月の70%からは大幅に減少した。実際に成功すると予想する人は全体の3分の1にとどまった。失敗を願う人は全体の3分の1、野党共和党支持者では4分の3に達し、政策が実際に失敗すると予想する人は全体の過半数を占めた。