米南部に寒波襲来、非常事態宣言も

2014.01.29 Wed posted at 10:33 JST

(CNN) 米南部が28日から厳しい寒波に見舞われ、交通機関などに大きな影響が出ている。アラバマ州やジョージア州では知事が非常事態を宣言した。

アラバマ州のベントレー知事は同日午後、天候が改善するまで外出を控えるよう住民らに警告し、州兵350人の出動を指示した。

州緊急対策当局は非常時以外の運転を避け、路上で立ち往生した場合は車内で待機するよう呼び掛けている。州政府機関は緊急対応を除き、30日正午まで閉鎖される。予定されていた州下院補欠選挙も延期が決まった。

ジョージア州アトランタなどの主要都市では学校や企業が閉鎖され、道路上で帰宅の車が立ち往生するなど大混乱となった。アトランタ中心部の積雪量は2~3センチだが、南部では道路作業員も運転者も降雪や路面凍結に慣れていないため、事故などの危険性が特に高まっている。

ルイジアナ州ニューオーリンズでも、ランドリュー市長が非常事態宣言を出した。橋や道路の凍結で交通事故が懸念されるほか、積雪による倒木の影響で停電が発生する恐れがある。

アトランタやニューオーリンズ、テキサス州ヒューストンなどの空港ではそれぞれ数百便が欠航となっている。28日の欠航は全米で3100便を超えた。

米国内では南部のほか中西部にも寒波が襲来。全米34州に大雪や低温の警報が出ている。

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