アラスカ州でも嗜好用マリフアナ合法化求める動き

2014.01.10 Fri posted at 15:02 JST

(CNN) マリフアナ(乾燥大麻)合法化の動きが広がっている米国で、アラスカ州でも嗜好用マリフアナの合法化に向けた動きが加速している。

同国初としては米コロラド州が今月1日に嗜好用マリフアナの販売が開始された。ワシントン州でも合法化され、さらにニューヨーク州も同州知事の指示で医療用マリフアナの部分解禁に踏み切る見通しとなっている。

市民団体「マリフアナ合法化キャンペーン」は8日、4万5000人分の署名を州の選挙管理委員会に提出した。有効署名が3万を超えれば、8月にも嗜好用マリフアナの合法化の是非を問う住民投票が行われる。

推進派に言わせれば、嗜好用マリフアナを合法化すればマリフアナのヤミ取引に終止符を打つことができる。マリフアナ販売がまともなビジネスに生まれ変われば新たな雇用も生まれ、州にとっても税収が増える効果が期待できる。

一方で反対派からは、マリフアナには深刻な副作用があるうえ、さらに有害で依存性の強い薬物の使用につながるケースが多いとの声が上がっている。

現在嗜好用マリフアナが合法化されているのは、ワシントン州とコロラド州の2州のみ。それ以外に18の州とワシントンDCでマリフアナの使用が一部、主に医療用として合法化されている。

アラスカ州でも現在、医師からの処方箋がある場合に限り、最大で大麻草6株までの栽培もしくはマリフアナ28グラムの所持が認められている。

嗜好用マリフアナの合法化を提唱する団体「マリフアナ政策プロジェクト」の関係者によれば、来年にはアリゾナやマサチューセッツなど多くの州で、解禁を求める動きが出てくる見込みだという。

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