カナダが世界に誇れる10のこと

2014.01.31 Fri posted at 17:30 JST

(CNN) 大自然に恵まれた壮大な土地を誇るカナダ。今回はカナダが世界に誇れる10のことを紹介する。

1.謝罪

世界の大半の国では、ごく普通の謝罪を受けることすら容易ではないが、カナダでは謝罪は絶えず行われており、「すみません」という言葉が飛び交っている。しかも、自分が犯したささいなミスについてだけでなく、厚かましくも謝罪を受ける立場になったという理由でも謝罪する。カナダのクイーンズ大学が行った世論調査で、18歳から25歳までのカナダ人の9割が、見知らぬ人が自分にぶつかってきたら即座に謝罪すると回答した。

2.世界一の数を誇る湖

カナダは世界で最も湖が多い国で、その数は約300万に上る。オンタリオ州には約25万の湖があり、全世界の淡水の約3分の1が同州に集まっている。最近、オンタリオ州中央部に位置するマスコーカ地域が、ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー誌の世界の夏の旅行先ランキングで第1位に選ばれた。

3.ハリウッド映画のロケ地

バンクーバーやハリファックス、またその中間に位置するいくつかの都市を一度も訪れたことがない人も、知らぬ間にそれらの都市の景色を何度も目にしている。

なぜか。それはハリウッドがカナダで映画、それも大作映画を撮るのが好きだからだ。例えば「インクレディブル・ハルク」を最後まで見た人は、(少なくとも映画を通じて)カナダのトロントにあるヤング・ストリートを訪れているし、「タイタニック」の大半のシーンはハリファックス沖で撮影された。

4.清浄な空気

世界保健機関(WHO)が最近行った各国の空気の質に関する調査で、カナダは空気のきれいさで世界第3位となった。カナダの各都市は、大気1立方メートル当たりの粒子状物質(PM10)の濃度が平均13マイクログラムと、空気が比較的きれいだ。

5.ユーモア

カナダ人は陽気だ。彼らは時に、わざと陽気に振る舞う。これはジム・キャリー、ジョン・キャンディ、ユージン・レヴィ、キャサリン・オハラといったカナダ出身の多くの大物コメディアンや俳優たちも認めている。

では、なぜカナダ人はそれほどまでに陽気なのか。それを解明するためにこれまで多くの社会学的研究がなされたが、いずれの研究も全く面白みがないので言及は避ける。ただ、これだけは知っておくべきだ。仮にカナダが、どんな退屈な理由であれ、国内外で大量に提供しているものがあるとすれば、それは笑いだ。

6.チョコレート・バー

世界中で大量に販売されているチョコレート・バーの大半は、わずか数社の巨大企業が製造している。しかし見慣れた包み紙に包まれているからといって、中身もすべて同じとは限らない。

米菓子大手ハーシーのある上級チョコレート専門家は最近、カナダのナショナルポスト紙で「カナダのチョコレートは脂肪分が多く、粒度も高い」と述べ、さらにハーシーは、チョコレートの味にうるさいカナダ人向けに特別なレシピを提供していると付け加えた。道理でカナダで売られているチョコレート・バーはどれもクリーミーでまろやかなわけだ。

7.スキー大国

カナダは素晴らしいスキー場が数多くあることで知られる。

西部には、バンフ国立公園内にレイク・ルイーズ・スキーリゾートがあり、またブリティッシュコロンビア州東部に極上のパウダースノーを誇るスキー場が数多く存在する。その中の1つ、ウィスラー・ブラッコムは世界屈指のスキーリゾートで、昨年、米スキーマガジン誌上で「北米のベストスキーリゾート」に選ばれた。

また東部では、アフタースキーも楽しめるケベックのローレンシャンが有名。またバガブースはヘリスキー発祥の地で、今でも世界最高のヘリスキー場の1つだ。

8.国のブランド力

カナダの国旗に描かれているカエデの葉は国のシンボルであり、カナダの至る所で目にする。東はニューファンドランドから西はビクトリアまで、国内のどこにいても、このシンボルを見れば、自分が今カナダにいることを思い出す。またカナダ人バックパッカーたちは、外国で自分がカナダ人であることが一目で分かるように自分のバッグにカナダ国旗のワッペンを縫い付けることで知られる。

9.ハイウェイでの食事

カナダでドライブ旅行をしている時の一番の楽しみは食事だ。アルバータ州やマニトバ州では、長く単調な一本道を何時間も運転しなければならない。その時にできることと言えば、ペトロ・カナダのガソリンスタンドの数をかぞえるか、パーキングエリアで食事を取ることくらいだ。

どのパーキングエリアにも、ティムホートンズ、ハーヴィーズ、スイス・シャレーといったカナダ人にとってなじみの店が並ぶ。仮にこれらの店を知らなくても、マクドナルドに行けばどこでもチキンマックナゲットが食べられる。

10.ユニークな言い回しや表現

カナダでは1ドル硬貨を片面に彫られている鳥(ルーン)にちなんで「ルーニー」と呼び、2ドル硬貨を2羽のルーンということで「トゥーニー」と呼ぶ。また24本入りのビールのパックは「トゥーフォー」と呼ばれる。アイススケート場でブラブラしている人を「リンクラット(リンクをうろつくネズミ)」と呼ぶのはカナダくらいだろう。

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