家電見本市CES、取材班が見つけた注目製品

「スフィーロ2B」は赤外線装置を搭載し、毎秒4.3メートルの速さで走ったり、高さ1メートル以上もジャンプしたりする

2014.01.08 Wed posted at 12:51 JST

ラスベガス(CNN) 米ラスベガスで7日から開催されている世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」(CES)。開幕直前に開かれた報道陣向けのイベントで、CNN取材班が見つけた変わり種の製品を紹介する。

スマートフォンで操縦できるおもちゃが人気を呼ぶ中、特に目立っていたのが球体ロボットだ。オーボティックスはヒット商品「スフィーロ」をさらに進化させた「スフィーロ2B」を出品している。赤外線装置を搭載し、毎秒4.3メートルの速さで走ったり、高さ1メートル以上もジャンプしたりする。ゲームの対戦やレースで活躍しそうだ。

パロットの「ジャンピング・スモー」もこれに似たロボット。空中高く跳び、高速で走り、さまざまな芸をする機能に加えて、カメラが搭載されている。

同社はスマートフォンで操作する超小型の飛行ロボット、「ミニドローン」も出品している。

「ファントムIIビジョン」はカメラが内蔵されていて、撮影中の画像をスマートフォン上でモニターすることもできる

もう少し大きく、実用を兼ねた飛行ロボットもある。ビデオ、写真撮影用のシリーズを出しているDJIイノベーションズの新製品、「ファントムIIビジョン」はカメラが内蔵されていて、撮影中の画像をスマートフォン上でモニターすることもできる。飛行高度を計測し、法律で規定された400フィート(約120メートル)を超えそうになると警告を発する設定になっている。

変わり種といえば、トルーグリップの「ザ・モバイルQWERTY」の手持ちキーボードも目を引く。従来のキーボードを真っ二つに分けて裏返したような形だ。ブルートゥースで携帯機器に接続して使う。キーの配置は変わらないので、簡単になじめるのが特長だという。

すでに普及が進みつつあるウェアラブル端末は、いかに魅力的に見せるかを競い合っている。日焼けを防ぐための紫外線センサー「ジューン」は、ブレスレットやブローチとして身に着けられるデザインだ。

今年4月に発売される「ウェルグラフ」は、心拍数や歩数などを計測するフィットネス端末。サファイアクリスタルが使われ、高級腕時計のような仕上がりになっている。

睡眠を見守る端末「オーラ」

電源関連の機器の中で、太陽光充電器「ワカワカ」はすでにシリアに10万人以上のユーザーがいる。欧米で売れれば、途上国や被災地により安く提供できるようになる。

さまざまな追跡機能を備えた端末も花盛りだ。「マザー」という名の製品は、最大24個のセンサーとの通信が可能。小さなセンサーを家庭内のあらゆる物に取り付けて、それぞれの位置や温度を見守ることができる。

睡眠を見守る端末「オーラ」は、マットの下に置いたセンサーで睡眠サイクルを感知し、最適のタイミングで起こしてくれる。ユーザーの睡眠中にオーラが発する光には、「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンの分泌を促す作用があるという。

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