東京が世界一魅力的な都市である50の理由

2014.01.01 Wed posted at 09:46 JST

(CNN) 世界に誇る東京。国際オリンピック委員会(IOC)総会は2020年夏季五輪の開催都市に東京を選んだ。五輪開催決定のニュースに、東京中が歓喜に沸いた。

今回は、東京が世界最高の都市である50の理由を紹介する。IOCの決定に納得できない人も、これを読めば彼らの選択が正しかったと確信するだろう。

1.世界最先端の鉄道

日本は世界最高水準の鉄道システムを有する国。東京には広大な地下鉄網があり、人々の生活を支えている。都内で、電車と徒歩で行かれない場所は皆無に等しい。

2.天皇陛下

皇居では、1月2日に新年一般参賀、12月23日に天皇誕生日一般参賀が行われ、天皇ご一家のお姿を拝見できる。

3.見るだけでも楽しいデパ地下

老舗百貨店、伊勢丹の地下には「デパ地下」と呼ばれる極めてしゃれた巨大地下フードコートがある。そこで売られている手の込んだ洋菓子や、まるで絵のように美しい巻き寿司を見ていると思わずよだれが出てくる。

4.映画「ブレイブハート」の戦闘シーンのようなスクランブル交差点

渋谷駅前のスクランブル交差点は、世界で最も人通りの多い交差点だ。歩行者用信号が青になると、千人もの人々が通りの中心になだれ込み、まるで巨大な編み物のように交差する。

5.数百軒もの若者向けファッションブティック

原宿エリアには、若者向けファッション専門の独立系ブティックが数多く立ち並ぶ。隣の渋谷、表参道、青山まで含めると、世界の主要なデザイナーブランドを網羅する世界最大のファッション街だ。

6.世界一高い電波塔、スカイツリー

東京都の職員たちは、中国広州塔の高さが当時建設中だった東京スカイツリーの当初予定していた高さと同じ610メートルになると知り、スカイツリーの高さをさらに24メートル高くし、「世界一高い塔」の地位を守った。

7.「土」が味わえるレストラン

五反田の老舗レストラン「ヌキテパ」では、各料理にたっぷりと「土」が使われている。土と言っても裏庭にあるような普通の土ではなく、栄養価の高い特別な土を使用する。この土を使った独特な味わいの料理は、すべてオーナーシェフである田辺年男さんの創作料理だ。田辺さんは体操選手やボクサーを経てこの道に入った変わり種。田辺さんの土料理を味わえば、オーガニックに対する考え方が変わるだろう。

8.ミシュランガイドにも掲載の有名レストランの数々

フランスのミシュラン社は、「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2013」の中で、都内のレストランに計375個の星を与えた。それも当然。都内の有名レストランの数は16万軒で、パリの10倍以上に上る。

9.まるでテーマパークのような電器店

秋葉原のどの電器店に入っても、点滅光と巨大スクリーンのワンダーランドに足を踏み入れた気分になるが、秋葉原駅前にある複合商業施設ヨドバシAkibaは、さらに一歩進んでいる。施設の1階から6階には大手家電量販店ヨドバシカメラのマルチメディアAkibaがあり、さらに他の3フロアにはレストラン、ジュースバー、書店、CDショップなど、多数のテナントが入っている。

10.登山も楽しめる

コンクリートに囲まれた東京の街にうんざりしたら、東京西部にある自然豊かな高尾山に行こう。高尾山は新宿駅から電車1本で行かれ、特に山頂までのハイキング、秋の紅葉、名物の「とろろそば」が有名だ。

11.世界最大の魚市場、築地市場

築地市場は世界最大の魚市場(世界最大の卸売市場の1つ)であり、水産物の1日の取扱数量は2000トン以上に上る。また新鮮な寿司やおいしい焼き魚の昼食が手頃な価格で食べられる。

12.一風変わった博物館

江戸東京博物館は、江戸時代の人々の生活を追体験できる場所だ。巨大宇宙船を思わせる博物館の外観は、恐らく、過去、現在、未来の東京を1つの空間で融合させようとしたのだろう。

13.繁華街に2つの球場

東京には、プロ野球セントラルリーグ・読売ジャイアンツ(巨人)のホーム球場である東京ドームと、東京ヤクルトスワローズのホーム球場である明治神宮野球場がある。繁華街に主要なプロ野球リーグの球場が2つあるのは、世界でも東京の他にシカゴ(米国)とソウル(韓国)だけだ。

14.アニメファンの天国

総8階建ての「まんだらけコンプレックス」は、ビンテージものアニメ製品を扱うまんだらけチェーンの本店で、アニメファンにとっては天国のような場所だ。価格はやや高めだが、その品揃えの多さに圧倒されることだろう。

15.K-POPブームも今は昔

世界がようやく韓国のポップカルチャー(K-POP)の栄光に気付き始める中、東京人のK-POPに対する関心は薄れつつある。新宿には韓国人が経営する土産物屋や飲食店が立ち並ぶコリアタウンと呼ばれる場所があり、K-POPブームから生まれる価値ある物が最初にたどり着くのが東京のコリアタウンなのだ。

16.哲学がテーマの公共公園

哲学者、井上円了博士の思想・世界観に基づいて作られた哲学堂公園には多くの小さな建物があり、そこに著名な哲学者たちが祭られている。また園内には幽霊が出るとうわさされる梅の木や、哲学の時空間を表現した「時空岡」などもある。

17.おばあちゃんの原宿

「おばあちゃんの銀座」や「おばあちゃんの原宿」などと呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街も地元住民と共に年を重ねてきた。ここに来れば、1962年頃に流行った服や、往年の銀幕スターたちのブロマイド、さらに伝統的な菓子や雑貨などが格安で手に入る。

18.わずか数杯で年収が吹き飛ぶ最高級カクテル

ザ・リッツ・カールトン東京が提供する高級カクテル「ザ・ダイヤモンド・フォーエバー」マティーニにはバブル時代の名残が感じられる。高級ウォッカ「グレイグース」にライムを加えたマティーニを1カラットのダイヤモンドの上に注いだこのカクテルの値段はなんと180万円だ。

19.何度も訪れたくなるサービスエリア

「海ほたる」などのサービスエリアには、法外な高速料金や延々と続く大渋滞など、高速道路のマイナス要素を補うだけの価値がある。海ほたるは東京湾の真ん中に浮かぶコンクリート島で、東京湾アクアラインの橋梁とトンネルの接続部に位置する。多くのレストランや店舗があり、ドライバーたちの憩いの場となっている。

20.高級レストランの徹底した「おもてなし」

質素な食料品店から高級ブティックに至るまで、東京のサービス水準は極めて高いが、赤坂の高級フレンチレストラン「アロニア・ド・タカザワ」は、最高の「もてなし」を追求している。まず来店前に高澤シェフの妻、明子夫人からフレンドリーな内容のメールが届く。そしてディナーでは、シェフの手の込んだ料理について夫人が1品ずつ丁寧に解説してくれる。

21.極上のラーメン

東京は世界の都市でラーメン屋の数が最も多く、中でも一番のおすすめが「麺屋ごとう」だ。カウンターのみの小さな店だが、店の外に長蛇の列ができるほどの人気店だ。

22.1日中マンガが読めるマンガ喫茶

マンガ喫茶では、1時間あたりわずか数百円払うとリクライニングシートやインターネットが可能なパソコンのある個室でマンガが読み放題で、ドリンクも飲み放題だ。当初はマンガオタクたちがターゲットだったが、最近は安価で時間を潰したり、仮眠が取れる場所を求めるサラリーマンの間でも人気が急上昇している。

23.神田川沿いに生息するコウモリ

吉祥寺の井の頭池に源を発し、隅田川に合流する神田川沿いに大量のコウモリが生息している。夕方、川沿いを歩いていると、空に羽ばたくコウモリの大群が見られる。

24.世界最短のエスカレーター

川崎は正式には東京ではないが、ここで是非紹介したいのが川崎モアーズにある世界一短いエスカレーター、「プチカレーター」だ。これほど小さなエスカレーターの存在理由は説明できないが、とにかく必見だ。

25.猫たちに癒される猫カフェ

高田馬場にある猫カフェ「ねころび」では、一杯のココアと眠そうなシャムネコで、仕事で疲れた心と体を癒せる。活発なトラ猫と遊んでストレスを発散するのもいい。

26.SFさながらの高速道路

首都の主要な区や周辺地域を、オフィスビルや歴史的建造物の間を縫うように走る「高速道路」で結ぶ。こんな発想は日本人にしか浮かばないだろう。

無数の路線が複雑に交錯し、地上と地下に入口と出口があり、サーキット顔負けの急カーブがいくつもある首都高速道路(首都高)は、建築・設計の視点から見れば画期的だが、交通・物流の面では悪夢だ。

27.モッズスーツの殿堂

世田谷区にある「洋服の並木」は恐らく、モッズスーツと呼ばれる若者向けの細身のスーツを専門に扱う世界で唯一のオーダーメイドショップで、過去に流行ったさまざまなスタイルのスーツの仕立てが可能だ。

28.超高級店がずらりと並ぶ銀座

銀座は人々が互いのファッションを鑑賞し合い、そして世のサラリーマンたちにはとても出せない金額をファッション、ハンドバッグ、宝石に費やす場所だ。かつて銀座は「東京の五番街」と呼ばれたが、今は五番街を「ニューヨークの銀座」と呼ぶ方が適切だろう。

29.招き猫生誕の地

世田谷区にある豪徳寺は招き猫生誕の地とされる。境内には招猫観音を祭る招猫殿があり、その横の奉納所にはご利益のあった多数の招き猫が奉納されている。

30.思わず長居したくなる羽田空港

2010年10月に羽田空港の新国際線旅客ターミナルがオープンしたおかげで旅行者は成田空港から都心まで1時間以上かけて移動する必要がなくなった。また、ターミナルビル内にある江戸の街並みを再現したショッピングモール「江戸小路」には、日本の歴史をテーマにしたレストランや土産物店が並び、日本の伝統や文化を体感できる。

31.まるでビデオゲームの舞台のようなアダルトショップ

アダルト・エンタテイメントショップ「アリババ秋葉原店」のビルは、階を上がるごとにその「怪しさ」を増していく。1階にはハリウッド映画や日本映画が申し訳程度に並んでいるだけだが、2階からはフロアごとにさまざまなアダルト製品が売られている。

32.東京の夜に輝くレインボーブリッジ

港区の芝浦地区とお台場地区を結ぶ吊り橋「レインボーブリッジ」は、都内で最も有名な名所の1つだ。夜には青白く光るタワーとカラフルな照明が美しく、お台場のレストランのテラスから眺めると、まるで東京の夜景を見るための見事なフレームに見える。

33.極小レストランで味わう創作料理

東京の飲食店はどこも小さくて狭いことで知られるが、ホテル「マンダリン・オリエンタル東京」の中にあるタパス・モラキュラーバーは客席がわずか7席のみの極小レストランだ。メニューには、きゅうりの「キャビア」やライム塩の「泡」など、一風変わった創作料理が並ぶ。

34.何とも小さなゴジラ像

世にゴジラを送り出した映画会社(東宝)の本社が入る日比谷シャンテビル前の合歓の広場にゴジラ像がある。しかし、大きさはわずか50センチほど。台座のおかげで何とか通行人に見下ろされずに済んでいる。

35.マウリッツ・エッシャーの絵のようなアパート

三鷹の郊外に建つ天命反転住宅は、各部屋の色や形が異なるユニークなアパートだ。日本の古い「建物像」に挑戦し続ける建築家の荒川修作氏とマドリン・ギンズ氏が、でこぼこの床など、これまでの常識を覆すアイデアでこのアパートを作った。

36.世界一安全な風俗街

歌舞伎町には、怪しいキャバクラ、飛行機をテーマにした「ショータイム・キャバレー」や「ピンクサロン」などの風俗店がひしめいているが、なぜかアコースティック・ギターを持ってぶらぶらしている学生たちもいる。歌舞伎町は決しておしゃれな街とは言えないが、ここも東京の一部なのだ。

37.苦労の末に味わえる極上の天ぷら

「天ぷら 元吉」は南青山の裏通りにあり、見つけるのに少々手間取るかもしれない。しかし、このGPSですら混乱する場所を見つけるのも楽しみの1つだ。そして、やっとの思いで店にたどり着いた末に味わえるのは、料理人が調理の技術だけでなく、材料にまでこだわったサクサクの天ぷらだ。

38.世界最高のファッションチェーン

ビームス、ユナイテッドアローズ、シップス、トゥモローランドなどの日本発のセレクトショップは、世界で数々のインディーズブランドを育てた専門家のおかげで、世界的に知られるまでに成長した。しかし最近は、最新かつ高品質の日本製の服を手頃な価格で提供している。

39.小さな飲み屋がひしめき合う街

新宿ゴールデン街での「はしご酒」は、他の場所と意味合いが異なる。ここでは、飲み屋から1歩外に出れば、次の飲み屋にぶつかる。ゴールデン街では、コストコの半分ほどの面積に200以上の飲み屋が軒を連ね、中にはわずか5席しかない小さな店もある。

40.新鮮な材料を使った季節限定カクテル

カクテル好きが多い東京では、バーテンダーたちもミシュランで星を獲得したシェフさながらの技術と視点でカクテル作りに取り組んでいる。青山にあるおしゃれなバー「バー・レイジ」では、バーテンダーたちが全国から取り寄せた最高級の新鮮な材料を使って、季節限定のカクテルを作ってくれる。

スカイツリー

41.世界最高のサービス

三越や伊勢丹といった日本のデパートでは、制服を着た女性たちが自動エレベーターをわざわざ操作してくれたり、入口で大勢の従業員がおじぎをして出迎えてくれる。手間暇をかけたギフト包装も素晴らしい。これなら多少値段が割高なのも納得だ。

42.日本酒の品揃えは世界一

日本酒の品揃えに関して言えば、東京の右に出る都市はない。特に銀座の和酒バー「庫裡」に行けば大抵の日本酒は見つかるだろう。同店のメニューには100種類以上の酒がずらりと並ぶ。

43.風水をもとに作られた温泉

東京西部の郊外にある「深大寺温泉ゆかり」は、風水をもとに作られた美しい内装の温泉だ。客が正しい方向を向いて湯に浸かれるよう、浴槽には基本方位が表示されている。

44.上空からしか見えない巨大マスコット

東京都水道局は、オフィシャルPRマスコット「アースくん」の絵を芝浦水再生センターの屋根に描くことを決めた。決してふざけたわけではない。歩道からは見えないが、地上数キロ上空から見ると、たしかにセンターの屋根にアースくんが描かれている。

45.力士気分が味わえるちゃんこ屋

体重130キロの巨漢を相手に、頭を突き合わせて激しくとっくみ合う力士たちは、常にちゃんこ鍋を食べてスタミナを付け、肉付きのいい体を維持する必要がある。両国にある「割烹 吉葉」は相撲部屋を改装した店で、土俵のすぐ横にあるテーブルで、横綱気分でちゃんこを味わえる。

46.大勢の人々が集う江戸三大祭り

東京ではさまざまな夏祭りが開催されるが、特に有名なのが江戸三大祭りと呼ばれる神田の神田祭、永田町の山王祭、江東区富岡の深川祭だ。夏祭りには、隣人や仲間が集まり、祝い、そして繁栄が続くよう願う。

47.予算も美しさも桁外れの花火大会

東京では毎年夏に大規模な花火大会が数多く開催されるが、中でも最も華やかなのは隅田川沿いの浅草と向島周辺で開催される隅田川花火大会だろう。毎年、平均2万発の花火が打ち上げられる。

48.肉好きの人も満足の精進料理

東京都八王子市の高尾山にある高尾山薬王院では、修行僧たちが参拝者に手の込んだ精進料理を振る舞う(要予約)。多くの皿に盛られたテーブル一杯の料理は、ベジタリアンにはもちろん、そうでない人にも特別なごちそうだ。

49.すばらしいアートカフェ

青山の裏通りの何の変哲もないビルの5階に、アートカフェ「エートゥーゼットカフェ」がある。人気画家、奈良美智さんのアトリエをイメージした店内で、奈良さんの作品に命を吹き込む。

50.隅田川の屋形船

隅田川は、東京下町の住人に最も愛されている川であり、屋形船が行きかう。屋形船で隅田川を下りながらお好み焼き食べ放題、ビール飲み放題の大人数向けプランなどもある。

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