性的快感求め首つり事故死か 米3女性監禁の受刑者

アリエル・カストロ元受刑者(中央)

2013.10.11 Fri posted at 11:20 JST

(CNN) 米オハイオ州で起きた女性監禁・暴行事件で服役していたアリエル・カストロ受刑者が9月、刑務所内で首をつって死亡したのは、自殺ではなく事故死だった可能性があることが、同州当局が10日に発表した報告書で明らかになった。

報告書によれば、カストロ受刑者が首をつった状態で発見された際、独房内には聖書が開いた状態で置かれ、床には家族の写真がきれいに並べられていたという。

報告書は「受刑者は独房の窓のちょうつがいにシーツを使って首を吊っていた。ズボンと下着はくるぶしまで下がっていた」と指摘。性的快感を得るために首を吊った可能性があるという。

しかし、解剖を担当した検視官は、性的快感を得るために首を吊ったと決定付ける十分な証拠はないとしている。

カストロ受刑者は遺書を残しておらず、事件以前に自殺を考えている様子もみられなかったほか、自殺の具体的な動機も見つからなかったという。

女性が監禁されていた家。取り壊しが決まった

報告書では、2人の刑務官が定められた時間通りに見回りを行っていなかったことも指摘。また、見回り記録の改ざんも行われたとみられる。

捜査の間、刑務官は休職となっていたが、今後は解雇を含む懲戒処分の対象になる可能性がある。

カストロ受刑者は3人の女性を拉致し、その後約10年にわたり強姦や暴行を繰り返すという事件を起こした。8月に行われた裁判では937件の起訴事実を認め、禁錮1000年の有罪判決を受けていた。

性的快感求め首つり事故死? 3女性監禁の男

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