ヘビのようなトカゲ新種、米空港で発見

発見された新種のトカゲ=UC Berkeley提供

2013.09.20 Fri posted at 12:21 JST

(CNN) 米ロサンゼルス国際空港の滑走路のはずれにアシナシトカゲの新種が生息しているのが見つかったとして、カリフォルニア大学バークリー校などの研究チームが学術誌に発表した。

アシナシトカゲはヘビのような姿をしたトカゲ。空港の滑走路のはずれの砂地で見つかったのは黄色い腹をした種で、爬虫類両生類学者の名にちなんで「A.ステビンシ」と命名された。

研究チームはほかにも、カリフォルニア州内の原油掘削施設や街中の空き地、モハベ砂漠などでアシナシトカゲの新種3種を見つけたといい、「州内にはまだ未確認の多様な生物がいることが分かった」と話している。

アシナシトカゲは柔らかい地面にもぐる習性があり、行動範囲は非常に狭い。A.ステビンシは落ち葉の下で見つかり、残る3種は生息していそうな場所に研究者が置いた段ボールやベニヤ板の下に入り込んでいたという。標本の採集や確認には14年以上の年月を要した。

全体の姿=UC Berkeley提供

アシナシトカゲは世界で200種以上が生息している。カリフォルニア州ではこれまで1種類しか確認されていなかったが、今回の発見で5種類に増えた。

ロサンゼルス郡自然史博物館によると、ヘビとトカゲは目を見れば区別できる。トカゲはまぶたがありまばたきをするが、ヘビにはまぶたがないためまばたきをしないという。

ヘビのようなトカゲ発見

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