スリナム大統領の息子を逮捕、米に送還 麻薬や武器密輸容疑

2013.09.01 Sun posted at 14:35 JST

(CNN) 中米パナマの外務省は1日までに、南米スリナムのデシ・ボーターセ大統領の息子をパナマ市のトクメン国際空港で逮捕、米当局に身柄を引き渡したと発表した。

米ニューヨークの連邦大陪審による息子のディノ・ボーターセ容疑者(40)の訴追を受けた措置。大陪審は、同容疑者は今年7月、コカイン10キロ入りのスーツケースのスリナムからカリブ海沿岸諸国への密輸を首謀したと疑っている。

米検察当局が先月30日発表した声明によると、同容疑者は武器密輸にも関与し、犯行の中で対戦車兵器を誇示するような場面もあったという。

麻薬や武器密輸容疑で有罪が確定した場合、最高で終身刑の判決が言い渡される可能性がある。

スリナム外務省は30日、ディノ容疑者の逮捕を確認しながらも、その理由は不明とする声明を出した。

ボーターセ大統領は軍司令官も務め、大統領には2010年に就任した。

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