(CNN) 米ニューヨーク市内を走る地下鉄の車内で7日未明、サメの死骸が見つかる珍事があった。
サメはマンハッタン南部を走っていた地下鉄の車内で床に落ちているのを乗客が見つけた。
体長約50センチ、重さは2.3~4.5キロほどで、体はまだぬれていて、口から血が流れていたという。
目撃した乗客は「最初は玩具か何かの冗談かと思った」「歯が見えたので本物だと分かった」と話す。
周りにはたちまち人だかりができ、乗車してきた乗客が一緒に記念写真を撮ったり、飲料の缶やたばこなどを置いていく人も。
地下鉄を運行するMTAによれば、数駅を通過したところで係員が乗車して乗客を降ろし、サメはその日のうちに廃棄した。サメがどこから来たのかは分かっておらず、種類も特定できなかったという。
米国では先週もサメの死骸が置き去りにされた出来事があった。
マサチューセッツ州ナンタケット島のバーでは店の外に体長1.5メートルのサメの死骸が置き去りにされた。バーの経営者は、「なぜ置き去りにされたのか見当がつかない」と語る。
同様の出来事が続いたことから、サメの特集番組を組む米ディスカバリーチャンネルの宣伝行為ではないかと疑う声もある。同番組の広報担当は「番組は(サメの)保護に関するものだ」として、一連の置き去りと番組の関係を疑う声について「大変遺憾だ」と語り、関与を否定した。
NY地下鉄でサメ発見