写真特集:日本が誇る熊野古道

熊野古道のハイライトのひとつ、那智滝の落差は133メートルと、一段の滝では日本一。三重の塔越しに滝を望むこの写真は、地元の神主に聞いた秘密の場所から撮影した

2013.05.31 Fri posted at 11:21 JST

 紀伊半島南部の熊野三山へ通じる熊野古道は、2004年にユネスコの世界遺産に登録された巡礼の道。信仰の歴史ははるか1000年の昔までさかのぼるが、現代人には豊かな自然と文化に触れるハイキングコースとしても親しまれている。熊野古道の風景を写真で見る

熊野古道のハイライトのひとつ、那智滝の落差は133メートルと、一段の滝では日本一。三重の塔越しに滝を望むこの写真は、地元の神主に聞いた秘密の場所から撮影した
世界遺産に登録されている巡礼路は、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ と熊野古道の2カ所だけだ
お薦めは中辺路ルート。滝尻王子から熊野の霊域に入る。インフォメーションセンターでスタンプ帳と竹杖をもらって出発しよう
古代の神社は自然信仰から生まれた。高原熊野神社の巨木には、神木であることを示す紙垂(しで)が掛かっている
民宿「霧の郷たかはら」からの眺めは素晴らしく、ずっとここにいたくなるほどだ
古道沿いに点在する小さな神社のひとつ、継桜(つぎざくら)王子。この地域は豊かな自然とともに降水量の多さで知られ、雨の中のハイキングとなることも多い
継桜王子の近くにある湧水、野中の清水。ひしゃくですくってのどをうるおす
神社に参拝する時は、手水場で手と口を洗い清めるのが作法だ
熊野本宮大社の神門。境内を巡るツアーが実施されることもある
熊野本宮大社は明治時代の大洪水で流され、現在の場所に再建された
洪水前の社地、大斎原(おおゆのはら)に建つ大鳥居
熊野本宮温泉郷の湯の峰温泉は、日本最古の温泉のひとつ。その湯は料理やサウナにも使われる
川湯温泉では、河原の露天風呂で開放的な気分を満喫
熊野古道には、さまざまな言い伝えを持った石仏が点在する
発心門王子と熊野本宮大社をつなぐコースは、手軽なハイキングに最適だ
神社案内や休憩所のボランティアを務める女性。かつては地元の方言が恥ずかしかったが、今では世界遺産に登録された故郷が誇りだと話す
熊野速玉大社。押印帳にまたひとつ、スタンプが増える
石段を軽装で上る地元の人々。実は傾斜がとてもきつい
熊野速玉大社の近くにある神倉神社には、ゴトビキ岩という巨岩がまつられている
大門坂。ファンタジー映画「ロード・オブ・ザ・リング」の世界に入り込んだよう

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