米国20空港で行きたい飲食店、乗り継ぎ時間を有効に

シアトル・タコマ国際空港のセントラル・ターミナル内にあるアンソニーズ・レストラン 写真提供=ANTHONY'S RESTAURANT

2013.05.11 Sat posted at 09:00 JST

(CNN) 最近は大・中規模の空港だけでなく、一部の小さな空港にも大変興味深い料理や雰囲気のある素晴らしいレストランがある。そのようなレストランがあると、乗り継ぎで長時間待たされる時の苦痛もいくらか和らぐ。そこで今回は、米国で旅客数の最も多い空港ランキングの上位20空港で厳選の飲食店を紹介する。

第20位 ホノルル国際空港

この空港にはまともな食事が取れる場所がない。よって空港に来る前に食事を済ませておくのがベストだが、どうしても空港で食事を取る必要がある場合は、スティンガー・レイズの座って食べられる食事がおすすめだ。この空港で「レストランらしい」店はここしかない。ナチョスかプルドポークサンドイッチを注文すれば間違いないだろう。

第19位 シアトル・タコマ国際空港

この空港でおすすめの店は、セントラル・ターミナル内にあるアンソニーズ・レストランだ。1969年に1軒のシーフードレストランとしてスタートした同社は、今や22の店舗と専属の漁師を抱えるまでに成長した。どの店でもノースウェスト、アラスカ、ハワイで採れた旬の魚介が味わえる。

第18位 フォートローダーデール・ハリウッド国際空港

この空港でおすすめの店は、ターミナル3にあるフード・ネットワーク・キッチンだ。この店では、キーライムのドレッシング付きシーザーサラダなどのテークアウトメニューから、キーライムのマヨネーズを使ったクラブサンドイッチなど、注文に応じて作る料理まで、さまざまなフロリダ風料理が味わえる。

第17位 オーランド国際空港

この空港はそもそもレストランチェーン以外の店が少ないが、ザザズ・キューバン・カフェのカフェラテや、ジョニーリバーズ・グリル・アンド・マーケットのスライダー(ミニハンバーガー)は試す価値がある。ファストフードチェーンのキュードバ、バーガーキング、アウトバックの定番メニューでも同程度の満足感を得られるかもしれない。

第16位 デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港

この空港でおすすめの店は、ゲートA1の近くにあるPB&Jだ。ここはピーナツバターとジャム入りのサンドイッチを販売しているが、自分好みのサンドイッチを作ってもらうことも可能だ。

この店のあるフードコートを管理するファレス・サーさんが「非常にユニーク」と語る人気ナンバーワンメニューは、シナモンロールにピーナツバター、蜂蜜、ベーコンを挟んだサンドイッチだ。「この意外なコンビネーションに誰もが驚くが、これまで苦情は1件もない」(サーさん)

ミネアポリス・セントポール国際空港にあるめん類と寿司専門の高級レストラン「Shoyu」 写真提供=SHOYU

第15位 ミネアポリス・セントポール国際空港

空港内にある、めん類とすし専門の高級レストラン「Shoyu」では、備え付けのiPad(アイパッド)を使って料理を注文できる。注文した後は、そのままiPadで遊ぶも良し、オープンキッチンで料理人がめんを打つ様子を眺めるのもいい。メニューには、豚のばら肉を使った餃子やタイ風レタス包みなどもある。

第14位 ニューアーク・リバティー国際空港

ターミナルCにあるグランド・セントラル・オイスター・バーでは、ニュージャージーにいながらニューヨークにいるのと同じ感覚で食事が楽しめる。たしかにニューヨーク市にある姉妹店のような雰囲気はないが、ここは空港なのでぜいたくは言えない。ただ料理、特にクラブケーキやイカフライの味は姉妹店に劣らず素晴らしい。

第13位 サンフランシスコ国際空港

アメリカ版「料理の鉄人」に出演する女性シェフ、キャット・コーラ氏が手掛けるレストラン「キャット・コーラズ・キッチン」では、健康を意識した新鮮な有機食材を使用した高級感のある本格料理が味わえる。

主なメニューとしては、ステーキタコス、ロブスター入りマカロニ・アンド・チーズ、さらにクリーミーなフェタチーズを詰めパン粉をまぶして焼いたハラペーニョ・ポッパーなど。また各種カクテルも取りそろえている。

第12位 マイアミ国際空港

この空港のコンコースDに、アメリカの有名シェフ、ロレーナ・ガルシア氏が手掛けるレストラン「ロレーナ・ガルシア・コシーナ」がある。このレストランでは、カリブ料理のジャークチキンやエビのセビチェ、さらに朝食に最適な焼きエンパナーダなどが味わえる。レストラン内にバーもあり、出発前にロングカクテルを楽しむのもいい。

第11位 ジョン・F・ケネディ国際空港

ニューヨークにある有名シェフ、アンドリュー・カーメリーニ氏のレストラン「ザ・ダッチ」と「ロカンダ・ヴェルデ」は常に満席だ。

そこでおすすめなのが、ジョン・F・ケネディ国際空港のターミナル2にあるクロック・マダムだ。この店ではカーメリーニ氏が手掛けるテークアウト料理を販売している。現在提供しているのは、フレンチ風オープンサンドイッチ、クレープ、オーダーメードサラダの3品。

第10位 フェニックス・スカイハーバー国際空港

フェニックスの人々に最高のタマレが味わえる場所はどこかと尋ねたら、誰もがフェニックス市サニースロープにある「エル・ブラボー」と答えるだろう。タマレとは、トウモロコシの粉で作った生地の中に具を入れ、トウモロコシの皮で包んで蒸したメキシコ料理だ。

フェニックス・スカイハーバー国際空港内にエル・ブラボーの支店があり、毎朝本店で作った出来たてのグリーンチリ・タマレを販売している。

フォートローダーデール・ハリウッド国際空港のターミナル3にあるフード・ネットワーク・キッチン 写真提供=FOOD NETWORK KITCHEN

第9位 フィラデルフィア国際空港

この空港には、フィラデルフィアを代表するスポーツバー&レストラン「Chickie‘s&Pete’s(チキーズ・アンド・ピーツ)」の支店があり、店内のテレビでさまざまなスポーツを観戦できる。

スポーツに興味のない人も、この店の定番料理「クラブフライ」は試す価値がある。クラブフライは、塩とスパイシーなクラブシーズニング(シーフード用調味料)をふりかけた波形カットのフライドポテトで、チーズソースも付いて来る。

第8位 ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル・ヒューストン空港

この空港のゲートC33にある「アーバン・クレイブ」は、外観、雰囲気、メニューのどれを取っても本格レストランに引けを取らない。違いと言えば、店がやや小規模で、空港内にあるという点だけだ。

この店で最も人気のあるメニューの1つが「ソノラン・ドッグ」と呼ばれる高級ホットドッグだ。長さが約25センチもあるビーフ100%のソーセージをベーコンで巻いてパンに挟み、その上にマヨネーズ、マスタード、ケチャップ、トマト、オニオン、ハラペーニョ(青唐辛子の一種)、サルサ・ヴェルデ(パセリで作った緑色のソース)が掛かっている。

第7位 マッカラン国際空港

この空港で最近オープンしたばかりのターミナル3には、7軒の新しいレストランがあるが、その中で特におすすめなのがラスベガスで展開するレストラン「ザ・ビレッジ・パブ」だ。

家族経営のこのレストランでは、ビール入りの衣を付けて揚げたフィッシュ・アンド・チップス(フライドポテトを添えた魚フライ)、フライドチキン、ラスベガスから取り寄せた手作りビールを提供している。便利なビール専用窓口もある。

第6位 シャーロット・ダグラス国際空港

この空港では、バーベキューレストラン「ブルックウッドファームズBBQ」から出るおいしそうな肉の香りがセキュリティーの列まで漂ってくる。このレストランもスモーカーを備えているが、ここで処理しきれない分は近くにある8万平方フィート(約7400平方メートル)の巨大な施設で調理する。

この店の人気ナンバーワンメニューが、ピリっとするビネガーバーベキューソースとブレンドしたプルドポークなのも納得だ。

ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港のターミナルEには「ワン・フルー・サウス」がある 写真提供=ONE FLEW SOUTH

第5位 ロサンゼルス国際空港

昨年末、ロサンゼルス国際空港はついに、トム・ブラッドレー国際線ターミナルに15軒の飲食店を追加する計画を発表した。2014年までに、ウマミバーガーや800ディグリーズ、さらに人気シェフ、マイケル・ヴォルタジオ氏が手掛けるサンドイッチショップ「ink.sack」など、人気店が次々にオープンする。

それまでの1番のおすすめはホットドッグの専門店「ピンクス」だ。ホットドッグ以外にもパストラミブリトーやチーズフライが食べられる。

第4位 ダラス・フォートワース国際空港

この空港で朝食を取るなら、ゲートC6にあるシリアル専門店「シリアリティ」がおすすめだ。

また、よりテキサスらしい食事がしたいならバーベキューがいい。ターミナルBとターミナルCにある家族経営のレストラン「カズンズバーベキュー」は、空港の外でも多くの店舗を展開しており、リブやソーセージ作りで30年の経験を誇る。

第3位 デンバー国際空港

デンバー国際空港で乗り継ぎ便を待っている間に一杯飲みたくなったら、ゲートB80にあるニュー・ベルジアム・ハブがおすすめだ。食事もおいしいが、この店の売りは何と言っても店の名前にもなっているニュー・ベルジアム醸造所で作られたビールだ。ファット・タイアー・アンバー・エールやレンジャー・インディア・ペール・エール(IPA)が人気だが、当然クアーズライトも人気商品だ。

第2位 シカゴ・オヘア国際空港

メキシコ料理で有名な人気シェフ、リック ベイレス氏はシカゴで複数のレストランを経営している。しかし問題は、その大半が日曜日と月曜日が休みという点だ。

しかし、シカゴ・オヘア国際空港のターミナル1とターミナル3にあるベイレス氏のレストラン「トルタス・フロンテラ」は毎日営業しており、ベイレス氏のトルタ、モジェテ、新鮮なグアカモレが味わえる。

第1位 ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港

この空港切っての高級レストラン「ワン・フルー・サウス」(ターミナルE)では、ピーカンをまぶしたホタテ貝、豚ばら肉のスライダー、自家製スモークサーモンのブルスケッタなどが味わえる。

満腹になったら、コンコースBのゲートB15にある有料休憩所「ミニット・スイーツ」の個室でくつろぐのもいい。料金は最初の1時間が32ドル(約3150円)。

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